シンプルだ。

帰ると明かりが点っていて、「お帰りなさい」と笑ってくれる人がいる。

一人で食べるより、二人で食べる食事は、会話が弾みなかなか終わらない。

後片付けは、私が洗って奥さんが、ふきんで拭く。

その時も、楽しくあれこれ今日の話や、仕事の話、何でも報告しあう。

「明日、何食べたい?」

こんな毎日が続くのか。

ほっぺたをつねる。

痛い!

これが日常なら、日常の中に、これだけの幸福があるとは。

もったいない。貧乏性の私には。

こんな生活が、長く続いて欲しい。

どうか、ずっと。

奥さんが急に、障子の向こうで「機織り」なんか始めませんように!