【読書録】
DIE WITH ZERO
人生が豊かになりすぎる究極のルール
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人生で一番大切なのは、思い出をつくることだ。
by
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
ビル・パーキンス (著)
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貯金をたくさん残して、 終焉を迎える人が多いなか、お金を残して死ぬことが幸せなのか?
本当の幸せは「貯金ゼロで死ぬ」ことなのか?
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世界的ベストセラーとなった話題の本
「DIE WITH ZERO」は
貯金を残して死ぬより貯金ゼロで死ぬという考え方をもとに、本当に有意義なお金の使い方が書かれています。
著書は、
莫大な時間を費やして働いても、稼いだ金をすべて使わずに死んでしまえば、人生の貴重な時間を無駄に働いて過ごしたことになる。その時間を取り戻すことはできない。
生きているうちに金を使い切ること、つまり「ゼロで死ぬ」を目指してほしい。
そうしないと、人生の限りある時間とエネルギーを無駄にしてしまう。
と書いています。
「貯金を残して死ぬ」ことは、残したお金分「タダ働き」したのと同じ、、、ってことですよね。
この本のまえがきは、アリとキリギリスのイソップ寓話から始まります。
アリは冬の食料を蓄えるためにせっせと働き、一方、キリギリスは自由に遊んで暮らします。結果、冬になりアリは生き残り、キリギリスには悲惨な現実が待っていたという話です。
この寓話の教訓は人生には働くべき時と遊ぶべきときがあるというもの。
もっともな話だがここで議論は生じないだろうか?
アリはいつ遊ぶことができるのだろうか?
それがこの本のテーマです。ポイント3つ
・今しかできない事にお金を使う
・喜びを先送りしすぎない
・人生で一番大切なのは思い出づくり
老後のためにお金を貯めている人は多いと思います。
でも本当にそれでいいのかって思わせてくれるエピソードが書かれています。
弁護士をしているエリンとジョン夫婦は、3人の子供にも恵まれ幸せな生活を送っていました。
ある日、夫のジョンの体に腫瘍が見つかり、それは背中や足の骨に広がっていました。
著者は幼馴染のエリーに対し、「しばらく仕事は休み、家事もヘルパーに任せた方がいい。ジョンがまだ元気な間は一緒に過ごすんだ」と伝え、その費用の援助も申し出たのです。
すでにエリーは退職を考えていて、その後ジョンと過ごすために、すぐに会社を辞めました。
夫婦はただ二人でいる喜びを味わえました。
一緒に公園に行き映画を見てテレビゲームをして授業を終えた子どもたちを学校に迎えに行きました。
病状は急速に悪化してジョンはベッドに寝たきりとなってしまいます。
子供の成長した姿をこの目で見ることなくエリンと一緒に年を重ねていくことも叶わず、わずか3カ月でジョンは天国に旅立ちました。
このことを思い出すとエリーは今でも深い悲しみに襲われると言います。
それでも、仕事を辞めてジョンと少しでも多くの時間を過ごしたことを良かったとエリーは思っています。
私たちは死を意識したときに自分が本当に大切にしたいことや、やりたいことに気づくのです。
エリーはジョンと家族と過ごすことが何より大切なことだと、ジョンの死をきっかけに気付くことができたのです。
死とは本当に、いつ死ぬかはわからない、突然やってくるものです。
もしかしたら、明日死ぬかもしれない多くの人が手遅れになるまでやりたいことを我慢して、ただただお金を節約し喜びを先送りにしすぎているのです。
だからといって計画なく散財すればいいというわけではありません。
できるだけ自分が死ぬときに後悔するような生き方はしたくないです。
また、健康は金よりもはるかに価値が高い、どれだけ金があっても健康を損ねていたらそれを補うのは難しいのです。
健康管理をおろそかにすれば、結果として人生を充実させ、喜びを味わう能力を加速的に低下させてしまいます。アインシュタインの名言である「複利は宇宙で最大の力だ」というように、健康の小さな変化は人生全体の充実度に寛大な悪影響を及ぶ可能性があるので健康のために食生活を改善したり身体を動かす機会を増やしたいものです。
この本で伝えたいことは、
人生で一番大切なのは思い出づくりということです。
当然ですが、人生最後の瞬間に貯めたお金は使うことができません。
この本のタイトルは「ゼロで死ね」。
結局、最後に残るのは思い出だから、貯金はゼロ円で死のうという内容です。
人生というのは経験の合計でできています。
そして最後の瞬間を振り返ったとき、その合計された経験の豊かさがどれだけ充実した人生を送ったかを測るものさしになるのです。
人はモノではなく経験にお金を使う方が幸せになれることを心理学で示しています。
モノは買った瞬間の喜びは大きいけど、次第にその喜びは減っていきます。
しかし、経験から得る価値は時間の経過とともに高まっていくのです。
これを記憶の配当と言います。時間やお金をかけて何かをする経験はその瞬間を楽しむためだけではなく、経験は尽きることのない配当を与えてくれます。
思い出づくりが大切だと思わせてくれる、著者の父のエピソードが書かれています。
晩年の父親へは肉体的に衰えて思うように体を動かすことができません。
そこで旅行の代わりに思い出が詰まった ipad を著者はプレゼントしました。
著者の父親は大学時代優秀なフットボールプレーヤーでした。
その輝かしい映像を映し出してデジタル化て ipad で再生できるようにしたのです。
とても喜び画面に映し出される映像を見ながら時には笑い時には泣いて思い出にふけっていたんです。
老いた父親は新たな経験は望めませんが、過去の思い出から誇りや喜び、甘酸っぱい思い出に浸ることはできたのです。
人生で大切なのはお金を貯めることではなく思い出なのだとわかるエピソードですね。
注意しなければいけないのは、今とにかくやりたいことをやって浪費しろといった話ではありません。
著者は浪費ではなく経験になるようなことにお金をかけて投資するべきだと言っています。
若いうちにしか行けないような海外旅行、新しい知識を学ぶ、お金をかけなければ体験できないことにお金はかけるべきだと言っているのです。
老後に向けて貯金するなと言っているわけではありません。
アリとキリギリスの話で言えば、アリの生き方の価値が持ち上げられすぎていて、
一方、キリギリスは生き方が軽視されすぎています。
キリギリスはもう少し節約するべきだしアリはもう少し今この瞬間を楽しむべきで、
アリとキリギリスの生き方の中間にある最適なバランスをみつけることだ、と言っています。
まとめ
今しかできない事にお金を使う
喜びを先送りにしすぎない
人生で一番大切なのは思い出づくり
結局のところ、何が楽しいか、好きなことは何か、大切にしていることは何かってことに早く気づくことです。
それは何かといえば、わたしの場合、普段からやっていることが楽しかったり好きなことなのだろうと感じます。
本を読むこと、料理すること、自然を感じること、ペットと遊ぶとか、初めて行く街を散歩することとか、、、。
家族と過ごした当たり前の日常が何と幸せだったのだろうと思い出に浸ることもあったり、、、。足るを知ることですね。
お金はあった方がいいけどお金がなくても人生を豊かにすることはできるのだと思います。
もちろん、老後の備えは必要ですが、老後で何より価値が高まるのは思い出です。
だから、喜びを先送りしすぎないで、今しかできない事にお金を使い、人生で大切な思い出づくりをすることが大事なのです。
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