続き...

 

 

ロチュス様の心の内が少し垣間見えた翌日...。

 

ランチティーを準備しながら思考する。

余り物を使ってのピクニックか、まずは何が余っているのかをアルディさんに確認しないと。

 

カチャカチャ...。

今日はルイボスティーを入れようか。

ポットの口からルイボスの良い香りがふわっとしてくる。

 

前はコーヒーばかりだったから、最近は紅茶の香りもいいなと思い始めている。

いろんな香りがあると分かったのだ。

 

「サラ、お疲れ様です。」

レファンさんが後ろから声を掛けてきた。

 

「お疲れ様です。」

 

「この間のキャンセルした教科のスケジュールの調整をお願いします。それと、茶葉の補充も。」

 

「承知いたしました。」

 

レファンさんは、話し終わると颯爽とどこかへ行った。

そうだ、ピクニックをいつやるのかスケジュールを立てないとな。

 

 

―――――

 

 

従者になってから少し経って、何をするのかも分かるようになって来た。

今は、ロチュス様は午後のお勉強中...。

 

茶葉の補充とスケジュール調整をしながらそんな事を考えていた。

 

時刻は14時。

アルディさんに余りものを聞きにいこう。

 

ヴゥンッ...

 

この魔法のエレベーターも慣れた。最初は魔法が全く使えなくて動かなかったが、今は使えるようになった。

だが、エレベーターを使うと疲れてしまう為、まだレファンさんから頂いたイヤリングを使わせて頂いている。

あと連絡できるのもあるし...。

 

一階に着き、食堂からキッチンへ行く。

トントントン!

 

ガチャ...

「失礼します。」

 

扉を開けると、中にはアルディさんだけで何やらノートに書き記していた。

 

「アルディさん、お疲れ様です。今よろしいでしょうか?」

 

「ん?...ああ、いいぞ。」

こっちに座れ、と向かい側の椅子に指をさす。

 

「ありがとうございます。少しお聞きしたいことがありまして...。

昨日ロチュス様から余り物を使用したいとおっしゃっていたので、どのようなものがあるのか、

その確認をさせて頂きたいのですがよろしいですか?」

 

「おう!いいぞ!...なんか相談かと思ったぜ。まぁ相談でも大歓迎だがな。」

よいしょっと、と言いながら冷蔵庫の扉を開けごそごそと取り出す。

 

「...それと、そんなに堅苦しくなくていいぞ。余り物を見せて欲しい、だけでいい。」

袋にいくつかゴロゴロと入っているものが2・3個台の上に置きながら話した。

 

「ありがとうございます。」

そこにはキャベツのような芯と細かい端切れ、同じような野菜の残り物やまだ使えそうなものまである。

さらには肉の筋や細切れなどがあった。

 

「ああ、あとこれもだな。量が少ないからお前さん達で食っちまえ!」

と、トンッと袋に包まれた小さなものが置かれた。おそらくお肉だろう。

 

正直、厨房の余りはどのくらい残るのか分からないがこんな感じなのだろうか...。

「普段、余ったものはどうしているんですか?」

 

「野菜のクズなんかは捨ててる。使えそうなものはこっちの賄いで食っちまってるな。

けど新しいのがどんどん来るから時間がある時にしかしてねぇ。」

両手を台に付けながら、少し考えるように話した。

 

「...なるほど、ありがとうございます。

では、こちらをいただきますね。」



「ああ、いいぞ!」


アルディさんにお礼を言ってその場を後にする。

あとは、スケジュール調整だな。

レファンさんはもう出かけていて、帰ってくるのが遅いから良さそうな日にちを聞いてみよう。


その日は、いつも通り従者の仕事を終えて

筋トレや魔法の練習をしてから眠りについた…。



続く…