続き...
あれからロチュス様のお城案内は続き、
2階へ...
現在13時40分
大きな階段を上がり、玉座の間に...
ここは前に来たことがあるし、先ほどのサンセールさんとの話で、どんなことに使う場所なのかも理解できた。
初めて王様・王妃様にお会いした時は、こちらに居たけれども今日は姿がお見えにならない。
お忙しいのか、それともスケジュールが噛みあっていないのか...。
「こちらでは、ダンスとかはなされないのですか?」
相変わらず右腕にしっかりとしがみついているロチュス様に尋ねる。
「ここではしないわ。下で見たホールより大きいホールがあるの...。そこでたくさんの人が踊るわ。」
ここよ...そう言って玉座の間から少し離れた大きな扉を開けると、ほんとに大きなホールが広がっていた。
何千人、何万人入るほどの大きなホールとなっていた...。
「...凄い...」
小さく呟いただけだというのに、声が反響する。
右奥には台座と玉座・ピアノもある...。
前には大きな窓がいくつもあり、バルコニーになっていて外の噴水や図書館が見えている...。
次は、今朝も来た王族用の食堂と先ほどまでいた従者用のキッチン...。
ここはさらっと見て進んでいく。
「今日のデザートはなぁに?」
従者用のキッチンの扉から顔を出して楽しそうに言う。
「今日は、ベリータルトですよ。」
「レファンとサラが作ったの?」
「ええ、おやつの時間になりましたら...ご準備いたしますね。」
「ふふ、楽しみだわ。」
そんなこんなで通路を歩いていると、雰囲気が変わった扉の前に着いた。
今までの高貴できらびやかな雰囲気とは違い、張り詰めた緊張感のある重々しい場所だ。
なんだと思って見ていると...
「ここは、会議室だそうよ。よくお父様も沢山のお客様も入っていろいろ話をしているわ...」
とロチュス様も感じているらしく、声のトーンも下がっている。
3階...
ここは今朝来た洗濯物をたたむ場所や倉庫、最初に来た庭園がある...。
「ここは私のお気に入りの場所~」
そう言ってロチュス様は私の腕から手を放し、庭園の扉を開けて進んで行く。
サンサンと照り付ける太陽に咲き誇る色とりどりの花々...。
お気に入りになるのも無理はない...。
「おや、お嬢様。お早いお散歩でございますか?」
メイドさんが花に水をあげていた。
「いいえ、サラにお城を案内しているのよ。」
「そうでございましたか。」
メイドさんと会釈をし、4階へ。
ここは従者・使用人の部屋、医務室・客間となっている...。
レファンさんは大丈夫かな?
「サラ...少しお手洗いに行ってくるわ」
「かしこまりました」
トイレの近くで待ちながら、お城の場所をメモに書く。
≪…サラ…≫
ん?
≪サラ…聞こえますか?≫
その声は、レファンさん?
「レファ…≪心の声が聞こえるので、そのままでいいですよ≫
あっはいwなんかくすぐったいなぁ...丸わかりじゃんw
≪...そのうち慣れますよ。サラ、昼食も持って来ていただいたようで、ありがとうございます。≫
いえいえ
≪今何をしていますか?≫
あっ、今ロチュス様にお城の案内をして頂いております。
≪...案内...?≫
えっと...
≪...はぁ...、ロチュス様の提案ですね?≫
...はいw溜息付いたww
≪ああ、申し訳ありません。こういう突発的な行動はロチュス様であろうなと...。
そもそも案内は、私がする予定でしたし...≫
確かに、そうですよね。
そういえば、足の痛みはいかがですか?
≪ああ、おかげさまでだいぶ落ち着きましたので、大丈夫ですよ。ありがとうございます、助かりました。≫
それは良かったです!あっ!
「サラ!お待たせ」
「おかえりなさい、ロチュス様」
申し訳ありません、レファンさん...
≪いえいえ、仕方ありませんので、このまま案内されてください≫
あっはいw
続く...