続き
翌日、この日は騎士の皆さんと一緒に訓練を行う。
まだおぼつかないけど、何とかなってきた。
「始め!!」
キャプセラさんが声を張り上げる。
二人一組になって、訓練用の剣をぶつかり合わせ始める。
先日、レファンさんの凄まじい身のこなしと足の振り下ろしを見て、一瞬私にも出来るようになるのか不安になったけど、ただ不安になっているだけじゃロチュス様を守れない。
気合いを入れなきゃ!!
脚に力を入れて地面を蹴る。
ガンッ!
相手の剣を押すように体重を少し乗せる。
すると、相手は剣先を上手く滑らせて横に流した。
またぶつかって、流され。
今度は相手から剣先で突いてくる、それを剣で防いで…
「ちょっとっ!?」
バッと勢いよく私の背中が誰かに当たった。
「その体勢じゃあ、運が悪かったら背中から地面にいくわよ?」
と、首だけ少し振り向くとキャプセラさんが私の体を支えてくれていた。
「あ、ありがとうございます」
「足を一歩後ろに引きなさい」
そう言って、キャプセラさんは騎士たちの間をよけながら去っていく。
みっちり訓練を夕飯前まで行い、夜…。
明日も訓練のため、騎士の寮の自室。
疲れた体をストレッチで伸ばしながら、
王国歴史資料館兼役場から借りた、「魔法と体術」の本を広げる。
筋トレや訓練をしているから体力は付いてきたと思うけど、まだまだ剣の持ち方も体勢もおぼつかない。
う~ん、もっと力を付けるにはなんかこう…いい方法はないのだろうか?
続く…。