続き
「今朝も美味しかったですよ。」
レファンさんが、アルディさんに話す。
「おう、それは良かった。」
私より背が高くガタイがよいアルディさんが、応える。
「スープのダシは何を使っているんですか?美味しかったです。」
「おう、お口に合って良かった。あれはなぁ、森林奥の豚の骨を使っているんだ。」
ニカッと笑って言う。
「なるほど、そうでしたか。」
レファンさんが、少し驚いた。
「お前さんは、どこから来たんだ?見たところ言葉も態度もいいし、田舎者じゃなさそうだけどな…。ここか?」
アルディさんが少し前かがみの姿勢になり、質問してきた。
「えっと…」
ああ…この質問来たぁ…。どうしよう…。
ガチャッ
質問に困っていると、扉が開く。
「おはようございます。」
「おはようございます。」
サンセールさんとソントレさんが入ってきた。
「おはようございます。」
「おおっ、おはようさん。」
「おはようございます!」
レファンさん、アルディさん、私も挨拶をする。
時刻は7時
「それでは、朝礼を始めましょうか。」
『はい!』
サンセールさんの言葉で、朝礼が始まった。
テーブルを囲み、椅子に座る。
ちょっと助かった…。
そこも考えないとなぁ…。
「それでは、本日7日の予定です。本日11時から王様の謁見、街の見回りがあります。」
とサンセールさんが言う。
「こちらは、変更無くいつもの通り行います。」
とソントレさん。
「こっちは、王様の見回りから帰ってくる時間に合わせて昼食を用意する。」
とアルディさん。
「私の方は、予定の変更はありません。が、本日から新人が入ります。」
とレファンさんが言い終わらないうちに私の背中をポンッと押した…。
「ほっ、本日から従者を学ばせて頂きます。サラと申します、よろしくお願いいたします!」
『よろしくお願いいたします。』
3人が言った。
「では、今日もよろしくお願いいたします。」
『よろしくお願いいたします。(!)』
サンセールさんが言い、私含めた3人も言ったところでそれぞれ部屋から出て行った。
「…先程は失礼しました。急に背中を押して申し訳ありません。」
部屋が私達だけになると、レファンさんが申し訳なさそうに眉をひそめながら話した。
「いえいえ、大丈夫ですよ。」
ちょっと驚いたけどね…。
「こちらから何も話していませんでしたのに、よくわかりましたね。」
「なんとなく分かりました。私も改めてご挨拶しなくてはと、思いましたから。」
こういう挨拶って、何気に緊張するんだよね…。
「それでは、ロチュス様に朝を告げに参りましょうか。」
「はい!」
私達は、会議室兼休憩室を後にした…。
続く