自由気まま小説です。
続き
「さて、皆さん本日はこれで終了です。また明日、頑張りましょう。」
時刻は17時10分…
間食の時間が終わり、お客様もちらほらと帰って行く。
私達は、テーブルの上のお皿を片付けた後、テーブルクロスに汚れがないか確認したり、椅子をテーブルの下にしまったりと後片付けをした。
そして今は、セリーヌさんからの終わりの話を聞き終えたばかり。
『はい!』皆んなで声を揃えて返事をし礼をする。
その後、それぞれ解散していく…
「サラさん、お疲れ様でした。」セリーヌさんが声を掛けてきた。
「セリーヌさんもお疲れ様でした。色々とありがとうございました。」と答えた。
「いえいえ、とりあえず間食はこんな感じです。夕食はまた違った雰囲気ですが、サラさんはきっと大丈夫ですよ。夕食は、18時からです。あと45分ですね…それまで、少し話しませんか?」と言った。
「ありがとうございます。また緊張してきましたが、頑張ります!はい。セリーヌさんは、お時間大丈夫なのですか?」と聞くと…
「大丈夫ですよ。今日の夕飯の買い物は済ませてあります、あとは料理するだけですし…。椅子に座りましょうか。」と言って、私達は近くのテーブルを挟んで座った。
ふーっと一息ついて
「それにしても、今日は助かったよ。本当にありがとう。」と笑顔で言った。
「お役に立てることが出来て嬉しいです。ありがとうございます。」と答えた。
「ねぇ、サラさんはどうして仕事するから泊まらせて下さいと言ったの?」と言った。
んっ⁉︎ここで、この質問来た…聞かれるかなと思ったけど…どう答えようかな…。
「えっと…。この国に仕事を探しに来たんですけど、ちょっとお金が盗まれてしまってどこかに泊まることも出来なくて…それでダメもとで言ったんです。まさか本当に、働かせて頂けると思っていなかったのですが…ありがたいです。」と言ってみた。
「それは、大変だったね〜。お金盗まれたなんて…。警備の人には言ったの?」と言った。
うっ…別の世界から来た…なんて言っても分かってくれないよね…。
「あっ、いえ。そんな大した額ではないので…。」と苦しまぎれに答えた。
「そっかぁ〜。まぁ、レンさんは優しいしなんとかしてくれるし大丈夫だとは思うけど。一人や二人、うちにも子どもがいるけど、今さら増えたって構やしないんだから。ここであったのも何かの縁だ。困ったことがあったら言ってね。」と言ってくれた。
「ありがとうございます!とても嬉しいです。」
と答えた。
厳しいかなぁと思ってたけど、話せば話すほどとっても優しい人だ…。
ガチャッ
大広間の扉を開ける音がした。