コロナがある程度落ち着いたタイミングで引っ越しをした。

 

 

事前にある程度リモート内見で決めておいたので、契約は割とスムーズであった。

 

 

めんどくさがりなので、引っ越しの業者もよほど嫌なことがない限り一社にお願いしている。見積もりを取って、各社のメリットデメリットなどを研究できる人のブログを尊敬の眼差しで見ているダメなやつである。

 

 

会社からの補助があるので、今度は駅から遠い広い家にした。ゴミ捨て場と近隣のチェックだけして、決めてしまった。周りは持ち家の方が多いようで、駅からは遠いけれど閑静な住環境を手に入れた。

 

 

もちろん大家さんは遠いところにお住まいである。ここ、私にとってはとっても大事。

 

 

前の家を解約する際に、不動産屋さんとなぜか大家さんがいらしてちょっとイヤな感じであった。重箱の角をつつくような指摘をされて、不動産屋さんも苦笑いしていた。人様のものをお借りしている感覚を忘れたくなかったので、綺麗に使って綺麗なままお返しした自信があったので、正直頭に来た。

 

 

もう大家業を辞めたらいいのに。数十年前の感覚で大家業の概念が止まっている人だ。頭の中が更新されていない人。今どき、おっそろしく汚く使った部屋ならともかく、喫煙しない・ペットもいない・壁紙に目立つ穴ひとつない部屋の敷金全額使う予定の原状回復ってどんなよ。

 

 

もちろん敷金の返金額によっては戦うつもりである。家賃の遅れはもちろんなかったし、共同住宅ということを忘れずに生活していた自信があるからだ。全額返せなんてことは言わない。返ってきたらそれは嬉しいが。

 

 

 

何はともあれ、安住の地を得て穏やかな日々であった。

 

 

持病も数値的には健康数値ではなかったが、体調的には落ち着きつつあった。しかし、主治医がクリニックを良い立地に移転したあたりから診察がおざなりになってきたのには、不安が募りつつあった。患者がふえ、医師が増え、ほかの患者さんと間違えられることが出てきたのだ。

 

 

私は今は軽い方かもしれない。でも、症状が進んだら?違う薬を投与されたら?確かにそんなに難しい処方の薬は出ないかもしれないが、怖くなった。しかし、主治医はこの病気の第一人者である。転院・・・??うーん。悩ましい。この悩みは今なお私を悩ませている。