一心
■ラーメン概要
【味の種類】ふくいしラーメン(とんこつ系)
【麺の太さ】細
【味の濃さ】中濃
【油の多さ】中
■店舗概要
【店 名】一心
【エリア】世田谷(松陰神社前)
【道 路】世田谷通り
【最 寄】東急世田谷線・松蔭神社前駅
【営業時間】[月~土]18:00~翌3:30,[日・祝]18:00~翌1:00
【手がかり】
世田谷通りに面したところ。隣がスーパー「サミット」なので、目印にはなる。駐車場はない模様だが、近くには数台だけ止められるコインパーキングが。車乗り&単車乗りは深夜帯のみ路駐が目立つ。
■主観200%レビュー
【部長・まっつん 】
※まっつんの評価待ちです。
評価:------
【新副部長・よっきゅん】
この界隈で育った私の記憶が正しければ、このお店ができたのは今から20年くらい前だったハズ。当時は私もまだ子供だったので記憶が曖昧なのだけども、ラーメンヲタの兄によると、「一心は何度か波があったが、ここ10年くらいは安定してる」とのこと。一心ができた頃に学生で、今でも通っている兄の話を要約すると、OP当初はもちろん今ほどの人気店ではなくて、地元民認知度もイマイチだった。でも、地域に根ざした営業を地道に展開していった結果、今のような人気となった…と、そんな感じっぽい。で、その間に店員さんも何人か入れ替わったりしてるらしいんだけど、もしかするとそういうのが兄の言うところの「波」を生んでたのかもなあとか思ってみたりして。っていうことは、私が子供の頃には、一心にも暗黒期があったのかぁ…うーん、人気店にも歴史アリですねえ。
で、肝心の味なんだけども、私個人としては、「毎日食べたい!」という感じではないけど、週イチくらいならば食べたいかなあという感じ。さすがにある程度のボリューム感があるし、とんこつ系だから、夜遅くにチャーシュー麺とかはさすがに重いなあとか思っちゃうけど、うまいまずいで言えばうまい部類に入るだろうなあと。どっちかっていうと、飽きが来ない系かなあ。シブイ感じで手堅い。名店というより、良店という印象かも。ランナー出たら即、送りバントみたいな。そんな感じ。
…と、みゐこさんから受け継いだ初レビューで手堅く滑りつつ、個人的な採点としては3.8。入れ替わりの激しい地域だけども、地元民的には、これからもこのお店が続くといいなーと思います、ハイ。
あ、そうそう。最後に、世田谷ローカルの「役に立たない暮らしの知恵」コーナー。
あのね、一心の隣にあるスーパーのサミットって、住友商事系のお店でね、環七沿いにある野沢店が第一号なのです。で、しかもなぜか携帯サイトとかもやっていて、着メロとかダウンロードできたりするからなにげにお・茶・目。世田谷とか、サミットが展開されてるエリアに住んでいて、店内放送を思わず口ずさんでしまうそこのアナタ!お暇なら覗いてみ・て・ね♪っと。
…え?リンク貼れって?ふふふ、私がそんな親切なワケないじゃなーい(苦笑)
評価:★★★★☆(3.8)
■詳細所在地等データ
〒156-0017 東京都世田谷区世田谷4-4-2 (地図@GoogleMap )
TEL:03-3428-6777
龍舞
■ラーメン概要
【味の種類】しょうゆ・塩
【麺の太さ】中
【味の濃さ】中
【油の多さ】少
■店舗概要
【店 名】龍舞
【エリア】三軒茶屋
【道 路】なかみち街
【最 寄】東急田園都市線・世田谷線三軒茶屋駅
【営業時間】不明・概ね昼頃~翌早朝前(※せたがやラーメン部調べ)
【手がかり】
世田谷通りに面したところにある交番と、マクドナルドとの間にある「なかみち街」を入って数十メートル行った右側。「餃子の王将」の斜向かいくらいに位置している。
■主観200%レビュー
【部長・まっつん 】
女将を呼べッ!!
評価:★☆☆☆☆
【副部長・みゐこ 】
数年ぶりの訪問。できたばかりの頃に一度入ってみて「あ、うまくなーい」と、素朴に感じてから数年、久々に訪れてみたのだけども、やっぱり感想は同じ。要はね、「あっさり系」に分類されるラーメンなんだと思うのだけど、自分的には「あっさり」じゃなくて、単に「うまみのないラーメン」じゃないかなーと感じたり。
いやね、「まずい」と「うまくない」って、混同されがちだと思うんだけど、自分の中では全然別物で。実際、「この店、すげえマズいんだぜー」とか言われてる店って、実際には「うまくない」「うまみがたりない」という感じの店なんじゃないかなーっていう。だってさ、「マズい!」っていうのは相当なものですよ。むしろそういう店って、さじ加減次第ではうまくなる可能性あるし。救いがあるな、と。私自身、そんなふうにいつも思ってて。そういう意味で言うと、このお店の場合は明らかに「まずい」んじゃなくて、「うまみがたりない店」に分類されちゃう。あくまで自分の中で、だけど。よく言えば、同じエリアにある人気店・臥龍のできそこないみたいな上品かつ、あまりにひどい淡白さ加減。それも旨みの一切ない感じのね。
なんていうんだろう、ぶっちゃけ言っちゃうと、スーパーなんかで売ってる生の袋麺をそのまま作って出してるんじゃない?っていう感じの印象でね、そこに手作りの具材を乗っけただけっていうイメージかなあ。幸楽園とか、ああいうチェーン店のラーメンとほぼ互角にイケるかどうか?っていう。けど、値段はオリジナル系の店のそれと同じだから、実に腹立たしいというか。あっさり系ならあっさり系で、もともと持ってるスープの奥行きみたいなの?なんかうまくいえないけど、そういうものがないと成立しないと思うわけなのね。要はそういう奥行きが、このお店のラーメンにはないなーと。個人的にはそんなふうに思ったりします。
あのね、基本、立地的には飲み屋街だしね、いいと思うんですよ。「ああ、これだからな潰れないよなー」って思っちゃう。けど、何年もつぶれないからといって、決して値段に見合ったもんが出てくるかっていうとそうじゃないな、と。別に店員さんのオペレーションもさほどよくないしね。むしろ、斜向かいの王将の方がオペレーションはきっちりしてるし。挙句に「うまくない」と。けど、それでも潰れない、みたいな。そういう意味では、今回はいい教訓になったなという感じです、ハイ。その教訓の価値のみで「0.025」点をつけてみました。
評価:☆☆☆☆☆(0.025)
■詳細所在地等データ
〒156-0004 東京都世田谷区太子堂 4-23-4 (地図@GoogleMap )
TEL:03-3419-7890
せい家 経堂店
■ラーメン概要
【味の種類】とんこつ醤油
【麺の太さ】太
【味の濃さ】中~濃
【油の多さ】中~多
※濃さ・油・麺の硬さは指定可能
■店舗概要
【店 名】せい家・経堂店
【エリア】経堂
【道 路】住宅街
【最 寄】小田急線経堂駅
【営業時間】11時~翌2時半・無休
【手がかり】
経堂駅南口から経堂大橋にかけて展開されている商店街の路地を入ったところ。電車以外の手段で行くのならば、経堂大橋側から入っていった方が早くつける。車の入れないエリアではないが、路上駐車は難しいため、近隣のコインパーキングを探しておいたほうが無難。
■主観200%レビュー
【部長・まっつん 】
この私に、
ラーメンなどという
低劣な食べ物を、
もう一度食べろと
言うのか。
コストパフォーマンス高し!
評価:★★★★☆
【副部長・みゐこ 】
初訪問。例によってオーダーはチャーシュー麺。零細ながらもFC展開している人気店。コストパフォーマンスが良く、「安くてうまい」と巷の評判も上々。
経堂の町自体は、比較的早く閉まるのだけども、この店は2時過ぎまでやっているから、深夜族には有難い。しかも雰囲気的に気取る感じの店じゃなくて、それこそボロっちい食堂みたいな感じのノリで入れるし、なにしろ安いから嬉しさは◎。
ちなみにこの日の東京は、雪→みぞれ→雨という空模様で、部活メンバーは冷たい雨の中をガタガタ震えながら自転車で向かったのだけども、食べてみた素朴な感想としては「来てよかったなー」という感じ。わざわざ出向いても、スカした雰囲気で、しかも大してうまくもないし、値段も高いとか、そういうノリの店が結構都内にはあるわけだから、そういう意味では有難さもひとしお。つか、変に気取ったショットバーみたいな雰囲気のクソうまくもねえようなラーメン屋なんて、みんな潰れてしまえ。あんなもんはラーメン屋じゃねーっつーの。つか、店員のにーちゃんがDJみたいな雰囲気の店とか、頭おかしいでしょ、どう考えても。ああいう手合いはさっさと田舎へ帰ってしまえ。
…と、またもやこの店そのものではないところに話が急カーブしてしまったけども、味についてはね、いわゆる家系?みたいなんだけども、私自身はそういう分類って、ラーメンガイドブックみたいであまり好きじゃないもんだから、自分なりに言うと、「ギトギトジャンク系」。けど、そうは言っても、そのギトギトにも、ジャンクにも、嫌味がなくて、むしろ爽快な感じがするから面白いなーと思う。それに、チャーシューとかも重めだけども、食べたときの印象ほど、翌日に持ち越さないのも嬉しい。しかもかなり安いし、夜中にやってるしで、おのずと評価は甘くなってしまうかなあ。
やっぱね、夜中にやってる店っていうのは、あまり気取った店よりも、こういうざっかけない感じのほうがいいよね。つか、スカした店はみんな三宿界隈の田舎者ホイホイに集めてしまえばいいよなあ。
ちなみに写真はチャーシュー麺+卵なり。
評価:★★★★☆(3.9)
■詳細所在地等データ
〒156-0052 東京都世田谷区経堂1-5-10 (地図@GoogleMap )
TEL:03-3428-9888
新代田 麺通
■ラーメン概要
【味の種類】こってり醤油
【麺の太さ】太
【味の濃さ】中~濃
【油の多さ】中
■店舗概要
【店 名】麺通(めんつう)
【エリア】新代田・世田谷代田・羽根木
【道 路】環七沿い
【最 寄】京王井の頭線新代田駅
【営業時間】不明(0時以降営業)・定休日不詳
【手がかり】
環七沿いのラーメン激戦区。世田谷代田方面(南)から進むと、小田急線の世田谷代田を越えて、ちょっといったところにある。新代田駅の手前。
■主観200%レビュー
【部長・まっつん 】
(※まっつんの評価待ちです。)
評価:
【副部長・みゐこ 】
初訪問、近くにあるボサノバに行こうとしたら閉まっていたので、しょうがねーなー的に寄った店。例によってオーダーはチャーシュー麺。いわゆる「二郎系」ではないのだろうけども、ちょっと近いテイストかも。オーダーによっては、「Feat.二郎」っていう感じかね?よく分からんけども。そういうのは、たぶん、まっつんが説明してくれる(ハズ)。
全体的には職人気質でキッチリと作ってるかも?という印象。スープとかも割とよくできてる感じはしたし。ネットとかの口コミ系サイトで割と高得点なのも、まあ分かるかなあという。でも、個人的には正直どうでもいい感じ。ぶっちゃけ、これはこれでアリなんだろうけど、何度も何度も足しげく通いたいタイプの店ではないなー。ましてや「深夜ラーメン」という感じで考えると、なおさら足は遠のいちゃう。1個1個のパーツはよくできてるんだけどね。なんでなんだろう。バランスかなぁ。
まあ、環七ってラーメン激戦区だし、羽根木・世田谷代田・新代田エリアっていうことで考えると、比較的近所には、なんでんかんでんだか、どないしてまんねんだかっていう、黒コアラみたいな顔した経営者が面白いだけの変な店とかもあるし、九州なんちゃらっていうクサエグ系のとんこつ系の店もあるしね。そういう意味では他店と比べると、明らかに手堅いかも?という感じはする。この手のラーメンは好きな人はかなり好きだろうしね。
でも、やっぱり、「ラーメン」ではなく、「深夜ラーメン」として考えると、ちょっと中途半端な感じがする。ジャンクならもっとジャンクでいいと思うし、洗練された逸品系ならもっとそっちに寄せちゃってもいいかなと思うし。個人的にはあんまり好きじゃないかも。普通にうまいけどね。なので、今回の採点はちょっと辛め。深夜営業得点0.5、一般的にはうまいんじゃね?点が1.0、職人気質っぽい感じがいいよね的に0.5、黒コアラがいないという点に1.0の合計3.0。うーん、うまいけど、微妙。
評価:★★★☆☆
■詳細所在地等データ
〒155-0033 東京都世田谷区代田5-13-10 (地図@GoogleMap )
TEL:03-3418-0397
下北沢 らーめん頭
■ラーメン概要
【味の種類】久留米ラーメン(とんこつ)
【麺の太さ】細
【味の濃さ】濃
【油の多さ】中~大
■店舗概要
【店 名】らーめん頭(かしら)
【エリア】下北沢・代沢
【道 路】下北沢駅前(南口・商店街の中)
【最 寄】小田急線下北沢駅
【営業時間】11時~翌4時、無休
【手がかり】
下北沢駅前。商店街の中にある。南口から下車後、そのまま駅前の道を南下。左手にマクドナルドを見ながら少し進むと、その並びにある。駅からの距離は75m。たぶん、立地的に車で行くのには適さなくて、近くでコインパーキング探すのはムズそう。オススメの交通手段はもちろん、チャリ。
■主観200%レビュー
【部長・まっつん】
新味を注文。
お味はライトな豚骨でした。
(久留米ラーメンは濃厚なイメージだったのですが…)
奥行きがあって美味しいスープなんですが、
自分にはちょいと上品過ぎるかも?
一杯900円ってのがなぁ…
評価:★★★☆☆
【副部長・みゐこ 】
初訪問。いわゆる久留米ラーメンの店。写真はそのときにオーダーした「ちゃーしゅーめん」。
今回訪れたのは閉店間際の時間帯だったのだけども、それでも場所柄なのか、まばらながらも先客が。下北沢界隈は夜も賑わっているかのような印象を受けるけども、実際には世田谷のハズレにある住宅街の中の商店街なので、深夜になってくるとほとんどの店が閉まってるのが実情。なにーげに田舎だよね、シモキタって。カタカナ書きにすると「シモネタ」に見えるしね。世田谷で育った私からすると、かなーりもっさくて中途半端。住宅街なのか繁華街なのかどっちかにしろよっていう感じかも。だから三軒茶屋に比べると家賃安いんじゃね?みたいなね。つか、深夜営業のラーメン屋がほとんどない時点で私はNG。
まあ、それはともかく、そんなもっさいシモネタの街の中で、このお店は遅くまでやってるとあって、個人的にはちょっと好感度高め。周りには結構な数の飲み屋とかあるしね。一杯ひっかけた後のシメとかにはいいのかも。私は間違ってもシモキタなんかで飲まないけどね。そういうのは田舎から出てきたばっかの劇団員崩れとかがやってりゃいい。こういうこと言うから私は嫌われるんだけどね。いいのいいの、路上パフォーマーとかに愛されたいとか思ってないし。
で、またもやお店の話から遠ざかってしまったのだけども、訪れたときは店員さんが2人というシフトで、1人はブラマヨの小杉氏似。私はこれだけでも十分にうまそうな感じがしちゃって、なかなか好きなのだけども、店内BGMがずっとブルーハーツだったのがまた◎。私個人はブルーハーツが好きというわけじゃないのだけども、ラーメン屋さんにはこういうBGMはアリ。待ってるうちに、頭振りそうになっちゃったしね。
味の方はというと、特に「コレ!」っていう強い個性はないなーとは思ったけども、全体的にバランスは良い感じかなーという印象。ちょっと塩分濃度高めだし、パンチの割には腹にたまっちゃうタイプのスープだけど、飲んだ後にはこのくらいでいいのかも。たぶん、世間的には旨い部類に入る店だと思う。なので、今回はちょっと採点は甘め。一応、内訳的には、ブラマヨ似1点、深夜営業レア地域であるということ0.5点、リンダリンダ0.5点、さらに久留米ラーメンだからという理由で0.8点と、それぞれ加点して合計2.8点。うーん、甘いかなー。
評価:★★☆☆☆(2.8点)
■詳細所在地等データ
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-12-6 福田ビル1F(地図@GoogleMap )
TEL:03-5431-3181
【コラム】とむちゃんラーメンとの出会い
我々と、とむちゃんラーメン との出会いは、かなり衝撃的なものであった。
あれは数週間前のことである。我々は、いつものように「部活」と称して、深夜の世田谷の街へと繰り出した。しかし、いくら自転車を漕げども、めぼしいラーメン店は見つからない。なにせ時刻は深夜3時近くである。用賀の人気店「柳屋」ですら2時に終了。駒沢のチェーン店・天下一品ですら既に閉まっている。我々は途方に暮れながら、ひたすら国道246号沿いに自転車を漕いでいたのであった。折りしも東京では寒の戻りだったのか、一段と底冷えが厳しい夜。若者ならばいざ知らず、自転車族の中年2人組には明らかに難儀であった。
「もう、今夜はあきらめよう」
そんなことを、お互いに言い出せずにいた。明らかにこのまま自転車を漕ぎ続けても、そのまま朝になってしまうことは目に見えている。しかし、せっかく寒い中を出かけてきて、そのままおめおめと引き返すわけにはいかない。そう思うと、寒さを堪えて、重いペダルを無言で漕ぐのであった。
そんな時である。国道沿いの住宅街に、いきなり赤い看板が出現した。そう、「とむちゃんラーメン 246深沢店 」の看板である。
真っ赤な看板に、力強い文字。一歩間違えればデコトラだ。しかし、これこそが、かつて数多く存在したレトロタイプのラーメン店の看板なのである。まさか、こんな東京の中心部で、ましてやこんな真夜中に、このようなものを発見しようとは。我々は驚き半分、喜び半分ですぐさま駆け寄ると、迷うことなくその門を開いた。
店に入ると、そこは明らかに80年代前半から時間が止まっているかのような、お世辞にも綺麗とは言いがたい空間であった。誇らしげに掲げられた調理師免許の下のパネルには、既に迷宮と化しているこの店において、訪れた客の大半が迷うであろうトイレの場所が書かれている。ガムテープで消された場所に、一体どんな文言が書かれていたのか気になるが、いずれにしかり、こうした店の雰囲気は「本物」ならではのものである。
我々は恐る恐る席につくと、目の前にあったメニューを手にとった。
ラーメン店でありながら、ラーメン押しではなく、定食やセットメニューのパワープッシュである。無論、こうしたスタンスは、店内の張り紙からもひしひしと伝わってくる。昨今、都内には妙にお洒落なラーメン専門店がひしめいているが、そんな中で、こんな片田舎の街道筋にあるようなラインナップで勝負し続けて潰れないこの店は、明らかに尋常ではない。私の中にある「ラーメン専門店」という言葉の定義が、大きく揺らいだのは言うまでもない。
しかし、そこは「深夜ラーメン部」である。ひとまず我々は、それぞれ種類の違うラーメンを頼むことにした。
「チャーシュー麺」と、
「味噌とむちゃん」である。
一見して分かるように、全力でジャンクだ。チャーシューは理不尽なほどにフルボリュームであり、厚さも笑ってしまうくらいにバラバラだ。一方、「味噌とむちゃん」の方もまた、チャーシューやネギやモヤシのほかに、なぜかワンタンまで入っている。しかもその味たるや、ジャンクそのもの。しかも、こうしたあまりに豊富な具材を支えている麺は、これまた80年代の匂いがする、妙に黄色い不思議な食感の麺だ。重量級のボリュームに、チープでジャンクな味。かつてこの国には、こうしたラーメン店が数多く存在していたことを、我々は今更ながら思い出した。
しかも、この店のスープは、「とんこつ」ではなく、「トンコク」である。たしかに、かつては「トンコク」という言葉も存在していたが、加熱する一方のラーメンブームの中で、瞬く間に消えてしまった感は否めない。おそらくこの店はその頃から時間が止まっているのだろう。東京のラーメンはかなりの店で食べ歩いたつもりだったが、我々にとってこの店で目の当たりにしたものは、ある種のカルチャーショックを受けるものばかりであった。
かくして、我々深夜ラーメン部にとって、初めての「とむちゃん体験」となったわけだが、この後、ほどなくしてすぐに再訪問するなど、我々の中で「とむちゃん熱」は、確実に上昇している感じがする。おそらく、この店はTokyoWalkerに出ることもなければ、王様のブランチで紹介されることもないだろう。それどころか、多くのラーメンファンたちは素通りすることうけあいだ。しかしそれでもなお、不思議な引力を持っているように思えてならない。
実際のところ、我々がなぜこの店に魅入られるのかは定かではないが、少なくとも、我々のような中年ラーメン難民にとって、長年探し続けてきた何か答えのようなものが、この店には凝縮されているような気がする。たぶんそれは、ほぼ間違いなく単なる勘違いなのだが、それでもなお、我々のつま先は今日も「とむちゃん」の方へと向かっている。
■写真・まっつん / 文・みゐこ
とむちゃんラーメン 246深沢店
■ラーメン概要
【味の種類】トンコク(豚骨系醤油)・江戸だし・味噌
【麺の太さ】中
【味の濃さ】中~濃
【油の多さ】中~大
■店舗概要
【店 名】とむちゃんラーメン 246深沢店
【エリア】深沢・駒沢・桜新町
【道 路】国道246号沿い
【最 寄】東急田園都市線桜新町駅
【営業時間】24時間、日曜休
【手がかり】
桜新町駅方面からだと、サザエさん通りを246側に進み、通りに出たところの反対側。角にジョリーパスタ、その並びにナチュラルローソンがあり、その隣にある。246号から車で行く場合は、渋谷方面から。
■主観200%レビュー
【部長・ まっつん 】
隣のナチュラルローソンとのギャップが◎。
高田馬場のいずま店、「熊ぼっこ」を彷彿とさせる。
今宵の246にも一番星ブルースが鳴り響く…
評価:★★★☆☆(3.5)
【副部長・みゐこ 】
初訪問。チャーシュー麺+半チャーハンのセットをオーダー。50円+でたまごを追加。個人的な感想としては、チャーシュー重め、店汚め、マスター声高め。店の外観からして、明らかに今流行りのオサレ系ラーメン屋の類じゃないけども、個人的にはこういう80年代テイストが漂う雰囲気は深夜ラーメンっぽくて好き。看板も色あせて、電飾なんかもげちゃってるのもかっこいい。旨いかマズいかとかじゃなく、既にアミューズメントスポットとして熟成された感がある。すくなくとも、感じの悪い小僧が調子ぶっこいてやってるような、IKEYAの食器だらけのつけ麺屋とか、あいだみつをの詩集みたいな文字のメニューが並んでる店とか、なんだかよくわからんオサレバーみたいなラーメン屋とかより、個人的には好感度◎。
ラーメンそのものはややこってり系なのだけども、それでいて深みとか、コクとかがあまりないのが、むしろ男らしくていい。もちろん、流行のブーストアイテム・魚粉パワーも、このお店では無縁ぽい。なんだろ、ちょっと高いカップ麺っぽい感じのスープが個人的にはかなりツボだったりもする。いや、これは素朴に褒め言葉なのさ。最近は下手に気取った感じのラーメンが多くていけすかないなーと、いっつも思ってるからという理由で。ただ、頼んだのがチャーシュー麺だったということもあって、結果的にはやや重めだったかも。ここのボリュームのあるチャーシューは、体育会系男子にオススメ。草食系男子はたぶん即死だから、真夜中にこんなところにこないで、おとなしく家で苔でも食べてさっさと寝てしまえばいい。
そのほかのところとしては、深夜族には嬉しい24時間営業っていうのもミソ。ラーメン激戦区の世田谷エリアでも24時間というのは聞いたことがないだけに、かなり新鮮。ボリュームの割には価格帯も低いし、美味しいのかどうかは分からないけども、定食とかセット系メニューが充実しているのも◎。ちなみに、初回訪問の評価は4つ★にしてみたけども、これは「ラーメンの美味しさ」だけじゃなくて、もちろん、お店の雰囲気とかも込み込みの主観500%くらいということで。
評価:★★★★☆
■詳細所在地等データ
〒158-0081 東京都世田谷区深沢8-10-12 (地図@GoogleMap )
TEL:03-3703-7801