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ラDONの趣味趣味日記

ファニーバンド、銚子ソニアブラス、Fat Bellsでユーフォニアムを担当&ゴー!ゴー!ナイアガラ楽團を主宰しているラDONといいます。
趣味の話とラーメンの話だけを書いています(^_^)v

今回は趣味趣味日記の『ウルトラマンの話』のPart 4です。

前回のPart 3の最後で予告した通り、私が以前書いた、

『今世紀最大の決戦!! ウルトラマン・ファミリーvsバルタン星人軍団』

というオリジナルストーリーを紹介します。

とはいえ、コレを書いたのはもうかなり昔のことです。


私は以前、Holliday Recordsという

インディーズレーベルを主宰していましたけど、

そのホリディレコードで1984年4月に発売した、

『ULTRAMAN FANTASY』というアルバムのライナーノーツに、

歌詞や解説の代わりに掲載する為に書いたものなので、

書いてからかれこれ29年は経過してします。


だから今更コレを掘り返して発表するのは、かなり恥ずかしいんですけど、

今読み返してみると、当時のものとしては割と出来がいいんですよ。

マニアの方に呼んでいただければ、「なるほどね~」とか、

「ニヤリ」となる箇所がいくつか出てくると思います。

なので「約29年前に書かれたもの」というのを念頭に置いて

読んでいただければと思います。




『今世紀最大の決戦!!

ウルトラマン・ファミリーvsバルタン星人軍団』




・・・・・・ウルトラマンジョーニアス、エレク、ロト、そしてアミアの4人は、

宇宙警備隊に入隊した。誤って自らの手でウルトリアを大爆発させて

しまったU40のウルトラ族達は、全身ケロイド状となり全滅、

宇宙パトロール中だった4人のみが、辛うじて生き残ったのであった。

宇宙の平和を愛する4人は、ウルトラの父と母を慕って今、

ここに入隊が決定したのである。ウルトラの父とゾフィーは、

4人に強力なウルトラのパワーを与えた。M78星雲光の国、

クリスマス・イヴの夜の事だった。



1985年8月5日、毎日新報では1966年のゴメスを初めとした、

地球上に姿を現した怪獣、宇宙人の写真集を出版する事を取り決めた。

同時にコメントを載せる為、由利子は、元MATの加藤、岸田、

元TACの竜、美川、元ZATの朝日奈、北島、南原、

そして元UGMのオオヤマ・・・・・・と、次々に飛び回っていた。

だが、夜遅く家に戻った由利子は、12年前に結婚した淳に、

仕事をやめて家に留まるように説得された。「怪獣写真集」の話を聞いた

淳は、「何も今更怪獣に関わる必要はない。」と考えたからである。

しかし由利子は、5年前に交通事故で亡くなった関デスクとの約束だから、

ソレは出来ない・・・・・・と口論になってしまった。「怪獣」と云う言葉が、

19年前の事件の数々を由利子の脳裏に蘇らせ、

逆に闘士に火を付けてしまったのである。あの頃は・・・・・・

星川航空に務めていた淳と一平と・・・・・・と、その時、

現在は「イデ宇宙開発研究所」に務める一平から電話が入ってきた。

この前、ステーキをおごってくれたお礼に、

トップ・ニュースを差し上げる、と云う内容のものであった。

「イデ宇宙開発研究所」‥‥‥ここには様々な若者が、

宇宙開発の研究の為に働いていた。そのトップ・グループをざっと数えると、

星野勇教授、坂田次郎、梅津ダン、白鳥健一、梅田トオル、美山あゆみ、

そしてサブ・リーダーでもある戸川一平。創立者は、

元科学特捜隊(Science Special Search Party)のイデ、その人であった。

大急ぎでセスナで賭け付けた淳と由利子は、

イデの冗談に笑えず、少々しらけていた。するとその時、

「おまちどう様!」と、白衣に身を包んだ2人の人物が入って来た。

懐かしいかな、岩本博士と一の谷博士の2人である。

そして、岩本博士の手には、あの全宇宙語の翻訳機、

パン・スペース・インタープリターがあった。

金星表面のモニターが地球に送られていたのだが、

奇妙な電波によって突如映像が乱れ始めたのだ。

イデは、何かの通信電波が妨害していると判断、

岩本博士に連絡して急遽、パン・スペース・インタープリターを

持って来てもらった‥‥‥と云う理由である。

「久々に宇宙人と交信出来た。」と喜ぶイデの指示によって、

通信は124875回路にかけられた。しかし、スイッチが押された

その画面に映し出された影は、またしてもバルタン星人であった。

バルタン星人は過去、何度となく地球侵略の為に襲来、

その度にウルトラマン、セブン、ジャック、レッドマン、ジョーニアス、80、

そしてアンドロメロス等の手によって、尽く失敗に終わっている。

が、今度こそと云う恐るべき執念のもとに、現存する最後の

バルタン星人軍団が、地球に最後の挑戦をすると云うのである。

『バルタン星人軍団襲来!!』のニュースは、即世界中に広がっていった。

全世界の防衛軍が警戒態勢を敷く一方、毎日新報では

「怪獣写真集」には今度来るバルタン星人軍団も載せる事を決定した。

同時に緊急指令として、夕刊にまだ日本にいるハズの2人の人物を

尋ね人として第1面に大きく載せた。その2人の人物とは、

東光太郎、そしておおとりゲン。タロウの正体を光太郎と知る健一、

そしてレオの正体をゲンと知るトオルの提案をもとに、

一切の電波を使わずに2人に連絡を取ろうと云うものであった。

新聞の第1面と云うのものは強い、翌日毎日新報にやって来たゲンは

間一髪、バルタン星人軍団の円盤が、あと3時間弱で日本、

しかも東京に襲来する事を由利子やイデに知らせ、都民を

避難させるように命じた。事前に円盤を発見出来なかったハズである。

その円盤は自身の発光を星にカムフラージュしていた為、

各天文台ともにその徴候を認める事が出来なかったのであった。

それにしても、光太郎が姿を現さない。ゲンのテレパシーをもってみても、

光太郎の消息をとらえる事は出来なかった。そして、

ついにバルタン星人軍団の円盤が東京上空を旋回した。

空に停止した円盤から飛び立ったバルタン星人は、20体いた。
ゲンは、

久々なのだが全く手慣れている動作でウルトラマンレオに変身した!

すると空から赤い球体が舞い降り、地上寸前で爆発、

ドラを叩いたような音と共にアストラが登場!宇宙パトロール中、

バルタンの円盤を見つけ、地球まで追って来たのだった。

レオとアストラの兄弟が、20体もいるバルタン星人軍団と組みあった。

蹴った。殴った。飛んだ。バルタン星人軍団は白色破壊光線、

ミサイル弾、重力ビーム等で応戦した。すると、レオとアストラは、

素早い動作でコンビを組みウルトラ・ダブルフラッシャーを見舞った。

しかし、バルタンのスペルゲン反射光の為、光線が跳ね返され

逆にアストラの足に命中してしまった。しかし、

間一髪足にはマグマ星人に捕虜にされた時の鎖があり、

その鎖が足をカバー、かろうじて助かった。

更におかげで足の鎖が今、外された。ウルトラマンキングでさえも

外す事の出来なかった鎖が、ついに外れたのであった。

その時、誰もが一瞬我が目を疑う様な出来事が起きた。

目の前に4つの煙が立ったかと思うと、その煙の中から、

ウインダム、ミクラス、アギラー、セブンガーが現れたのだ。

近くにモロボシ・ダンがいるのだ。バルタン星人軍団とレオ、アストラ、

カプセル怪獣連合軍の激しい応酬が続いた。しかし、

カプセル怪獣ではバルタン星人軍団の敵ではなく、

かろうじて冷凍光線をかわす程度でしかなかった。

大急ぎでカプセル怪獣を戻したダンは、唯一の武器、

ウルトラ念力でバルタン星人軍団を苦しめた。

倒すには至らなかったものの、バルタン星人軍団は苦しんだ挙句に、

次々と円盤目掛けて、逃げ去って行った。レオ・クロスビームが

最後尾のバルタンに命中、火花を散らしたかと思うと、

そのまま空中で大爆発を起こした。

ダンとゲン、9年半ぶりの再会であった。互いに健闘を称え、

また、心の底から再会を喜びあう宇宙人2人であった。それにしても

光太郎が見つからない。一体何処で何をしているのであろうか?

未だにセブンに変身する事の出来ないダンは、

ウルトラサインを使い兄弟達を地球に呼ぶ事にした。

宇宙に5つの星が光った。次々に地球にやって来るウルトラマン、

ジャック、エース、80、ユリアン。ここに、イデ宇宙開発研究所に

本部を置くハヤタ、モロボシ・ダン、そして郷秀樹、北斗星司、

おおとりゲン、矢的猛、星涼子のウルトラ・ファミリーが一同に

集まったのである。まさに、圧巻!の一言に尽きる光景である。

・・・・・・「地球で、これまでにない戦いが始まろうとしている。」

そう予感したウルトラの父は、ウルトラベルがある

ウルトラタワーに向かっていた。「最低一分間は絶えられる程、

高い密度を持つ身体を作るには‥‥‥」ウルトラの父は知りすぎていた。

ウルトラ六身合体のメンバーを、しかも強力なメンバーを

集めなければならないのである。その為、いくらウルトラ戦士とはいえ、

女性には無理であった。ウルトラの父自身、そしてゾフィー、

アンドロメロス、アンドロウルフ、アンドロマルス、

「あと1人・・・・・・」と呟いた父は、母にセブン上司を呼ぶように告げた。

どうしてもセブン上司の力が必要であった。

「イデ宇宙開発研究所」には、今、由利子、淳、一平、岩本博士、

一の谷博士、そしてムラマツが集まっていた。

実は、もうひとつ、宇宙人からと思われる奇妙な電波が、

日本国内から発信されていたのである。しかし、

残念な事にバルタン星人軍団からの通信を受信した事により、

エネルギーが殆ど残っておらず、一体何処の誰からの

発信なのかわからない。そこで、郷、北斗、おおとり、矢的の4人が

現場に向かう事となった。その発信は、まるでウルトラの兄弟達を

呼んでいるかのようであった。4人は大急ぎで向かった。

現場は何と、川西湖であった。ジラースを育てた、
あのモンスター博士が

住んでいた基地が、そのままの形で残っていたのである。

そしてそこには、十字架の中に入れられた光太郎の姿があった。

ダンの記憶がオーバーラップされ、イヤな気持になった北斗が、

とにかく助けようと十字架に手を掛けようとした。

すると誰かがその手を邪魔した。何とガッツ星人である。ザラブ星人、

メフィラス星人、ペロリンガ星人が、いつの間にか4人を囲んだ。

兄弟達は、目にも止まらぬ程の動作で変身!星人達も巨大化した。

ジャックがスペシウム光線で、エースがメタリウム光線で、

レオ・クロスビームで、サクシウム光線で、次々と星人達を倒した。

今やバルタン星人軍団は、メフィラス星人を自由に操る事が出来る程の

力を持っていたのだった。兄弟達が光太郎を助け出したと同時に、

基地が大爆発をおこした。まるで煙幕の様な煙に包まれ

一瞬視界を失ったが、煙が晴れた目の前には、

ズラリとバルタン星人軍団が再び勢揃いしていた。

ウルトラマン・ファミリーとバルタン星人軍団の戦いが、今、

川西湖を舞台に繰り広げられようとしていた。

ジャックのテレパシーを受けたハヤタは、ダン、涼子と共に、

イデ宇宙開発研究所を飛び立とうとした。ハヤタは振り返ると、

ムラマツに向かって言った。「また今度会える時まで、キャップ!」

・・・・・・ムラマツは、今、初めてハヤタがウルトラマンである事を察した。

ハヤタ!ウルトラマン!!

ウルトラマン、ユリアン、そしてダンが川西湖に到着!

空からアストラもやって来た。ジャック、エース、レオ、80、

7人のウルトラマン対バルタン星人軍団だ。バルタンには

これが一番!とばかりに、ウルトラマンが八つ裂き光輪を放つが、

瞬間バルタンは光波バリヤーで身を守った。

光波バリヤーを張られてしまえば、ジャックのブレスレットも、

エースのパンチレーザーも、レオのタイマーショットも、

80のバックルビームも、全く通じない。80とユリアンのW攻撃でさえ、

光波バリヤーを吹き飛ばせない。

次第にカラータイマーが点滅し始めて来た。

ガンバレ!ウルトラマン・ファミリー!!

地球の明日は、未来は、君達の手に掛かっているのだ!!

倒れていた光太郎にダンが近付いた。目を覚ました光太郎は、

自分も変身しなくては・・・と思ったが変身出来ない。

実は、ウルトラの母にウルトラバッヂを返したままなのであった。

変身しなければならない時に変身出来ない・・・・・・光太郎にとって

これ以上の悔しさはなかった。そして、それはダンにとっても

同感のものであった。ああ!何とかならないのだろうか!!

すると空からいくつもの光が、もの凄い勢いで降りて来た。

それらの光は地上に近付くにつれ、だんだんとゆっくりになり

ハッキリと見え始めた。ウルトラの父とゾフィーの先導による

その後ろにあるものは、何とウルトラベルである。

そして、ウルトラベルを支えるのは、ウルトラの母、

アンドロメロス、アンドロウルフ、アンドロマルス、アンドロフロル、

そしてセブン上司であった。更にダンと光太郎の目の前に、

月よりのかぐや姫、南夕子が姿を現した。ダンとは初対面であった。

夕子は父から預かったウルトラアイをダンに渡した。

ようやく直ったのであった。更に、母から預かったウルトラバッヂを

光太郎に渡した。「今こそ、これを使用する時!」との事だった。2人は

セブンに、そしてタロウに、それぞれ約10年ぶりに変身するのだった。

ウルトラベルは、ウルトラマン・ファミリーの心が純粋である事を歓迎した。

そして、約3分間しか戦えないファミリーのエネルギーを、

何倍もの力に増幅させた。みるまにカラータイマーの点滅が止まった。

しかし、バルタン星人軍団は、それぞれの光波バリヤーを

合体させてしまった。約20倍の力を持った超光波バリヤーは、

ウルトラマン・ファミリーのあらゆる光線技をも跳ね返す。

または吸収してしまう力を有していた。また、

その光波バリヤーの内側からはいかなる攻撃も可能である

・・・・・・それ程までに研究に研究を重ねた今回の挑戦なのであった。

しかし、怖いのは光波バリヤーとスペルゲン反射光の2つのみ。

これを何とか打破さえすれば、後は何とでもなるハズなんだが・・・

その時、ウルトラベルが声高々に色とりどりに鳴り響いた。

そうだ!まだバルタン星人軍団の知らない2つの光線技があった。

そこへ、大爆発をおこしたハズのU40のウルトリアが現れた。

アミア、エレク、ロトと共に飛び降り立ったのはウルトラマンジョーニアス!

この地球の大ピンチをアストラから聞いたジョーニアス達は、

その相手が一度は戦った事のあるバルタン星人と知り、

大急ぎでウルトラマインドを完成させていたのであった。

「あなた方の力にウルトラマインドを加えれば、光波バリヤーは破れる。」

との事である。エースとタロウが空高く飛び上がった。

空中に静止する2人目掛けて、ウルトラの戦士達が周りを囲んだ。

エースに群がるのは、ゾフィー、ウルトラマン、ジョーニアス、

エレク、ロト、80、そしてウルトラの父、一方タロウに群がるのはセブン、

ジャック、レオ、アストラ、メロス、ウルフ、マルス、そしてセブン上司。

ウルトラの母、アミア、ユリアン、フロルの女ウルトラ戦士達は、

その間、バルタン星人軍団の攻撃を受けないように対処していた。

空中でもの凄いスパークが飛び散った。それら、

ウルトラのエネルギーがエースのカラータイマー、

タロウのウルトラホーンに吸収された。エースとタロウがポーズをとった。

まだ地球上では見た事のない技、今、エースキラーを倒した

8倍のエネルギーを持つスペースQがエースから、また、

グランドキングを倒した8倍のエネルギーを持つコスモミラクル光線が

タロウから、空中より同時に発射された。それは一瞬の出来事だった。

スペースQとコスモミラクル光線が光波バリヤーを打ち砕いた。と同時に、

スペルゲン反射光を開く余裕のないバルタン星人軍団目掛けて、

スペシウム光線、エメリウム光線、メタリウム光線、ストリウム光線、

プラニウム光線、サクシウム光線、そしてM87光線・・・・・・・・・

眩しくて、とても目を開けている事の出来ない程だった。

最後の1体となったバルタン星人・・・だが、

彼はただ地球と云う美しい星に住みたいだけであると言う。

しかし、果たしてそんな事が可能なのであろうか?

母はバルタン星人に、生命と云う言葉の意味を教えた。

その結果バルタン星人は、地球の風俗、習慣に馴染み、

地球の法律を守ると約束したのだ、ウルトラマン・ファミリーは

地球人に頼み込み、今ではピグモン達の遊園地帯となっている

多々良島に住む事になった。しかし、ファミリーに倒された

バルタン星人達はタロウのリライブ光線をもっても、

レオとアストラのウルトラダブルスパークをもっても、

再び立ち上がる事はなかった。

そこへ天からの助け、ウルトラマンキングがやって来た。

さすがにキングは一発!洗礼光線により蘇った19体のバルタン星人。

しかし洗礼光線のおかげで、あらゆる光線技、分身術が使えず、

巨大化する事も出来なくなってしまった。但し、他の宇宙人、怪獣から

地球を守ろうとした時のみ、天からの光を浴びて、本来の能力を

使う事が出来ると云う。一件落着、キング星へ、アンドロメダ星雲へ、

そして、M78星雲へと帰って行くウルトラマン・ファミリー!

ありがとう!ウルトラマン・ファミリー!!


1985年10月5日、毎日新報社出版の写真集、『怪獣二十年』が、

各書店に並んだ。但し、その中から異次元超獣ガマスが

外されていた事は言うまでもない。本社で忙しそうに働きまわる

初の女性デスク、万城目由利子の姿が、ひときわ光っていた。




※コレを書いた数年後に『ウルトラマンvs地球人』というのも書きましたが、

そちらは機会があったらね。