ラーメン「ウワァァァァァァァなんかの虫になりたい!」


果南「うるせぇバカ!!」





果南「朝っぱらから何人間辞めようとしてるんだアンタは!?

他人を虫扱いする虫以下のクズはいくつか見てきたけど

虫願望を持つ人はアンタが初めてだよ!」


ラーメン「俺の脳は変に発達し過ぎてしまった!

つまんねーことを何年も悩んでしまっている!

例えば今俺の人生が失敗してるのは、中高の6年間運動部に所属してこなかったからだと錯覚している

俺の人生失敗の要因は非運動部所属ってだけじゃないし、そんな脳の無駄遣いをしているから人生失敗したんだけど

頭で理解出来ても感情が納得できてない!」




七海「そこで転生先として選んだのが虫ですか

基本的に思考や感情の大きさや繊細さは脳の質量に比例します

一概に虫は脳が極めて小さく、人間と比べて行動が極めて直感頼りになる代わりに余計な考えや悩みを持ちません

ラーメン君の運動部コンプレックスも消えるでしょう」


果南「いや…理屈では分かるんだけど、どうやって虫に転生するの?」





喜多「はいはーい!私知ってます!

ラーメン君を虫にする方法!

遊戯王ってなんか面白そうだなーと思って、色々動画見てました!」




リンク召喚!リンク2

リプロドクス!


喜多「リプロドクスの効果!

私は昆虫族を宣言!

リンク先のラーメン君を昆虫族にしちゃいます!」


ラーメン「うぉぉぉぉぉぉ!」












ラーメンバエ「プゥーンプゥーン」


果南「ラーメンがハエになった!?」


喜多「虫に転生成功ですね♪」





ラーメンバエ「プゥーンプゥーン プゥーンプゥーン 

ヴィィィィィィ!バタバタバタ


喜多「アハハ、嬉しそうにお空を飛び回ってます」


七海「虫として余計な思考が消え、直感的に行動しているようですね」


果南(でもこのままずっと、ラーメンがハエのままだったら…)




ラーメンバエ「!!!クルッ ヴィィィィイ スルッ」








喜多「あっ、ヤダッ!服の中に入ってこないで!」


七海「考えてないが故に躊躇なしに喜多さんの服の中に!」


ラーメンバエ「バタバタバタ!」


喜多「///イヤッ!」


バチィン!





ラーメンバエ「…」


果南「ラーメンが…○んだ」


喜多「嘘っ!やっちゃった!どうしよう!?」


七海「どうもこうも○してしまった以上

我々にはどうすることもできません」






魔法カード発動!死者蘇生!


ラーメンを墓地から特殊召喚!


喜多「この文字色は…ペストマスクさん!?」







ラーメン「あ、俺は…今までハエに」


喜多「ラーメン君が蘇ったわ!」


七海「墓地に送られたことでラーメン君は元々の種族に戻り、リプロドクスのリンク先以外のモンスターゾーンに特殊召喚されたから、昆虫族の種族変更も起きません」






ペストマスク「虫も蘇生できない無能共が」


果南「何だとっ…!」


スッ


七海「君と喜多さんには、ラーメン君から非接触命令が出されていたようですが…

事態が事態なので仕方ないでしょう」






ペストマスク「ラーメン…俺は必ず貴様を○す」


果南「アンタはまだそんなっ!」


ペストマスク「その時まで誰にも○されるな」


ラーメン「…ああ、楽しみにしてるぜ!」


喜多「…ポワーッ」