『㐂蕎麦司 きし元』
しんとくんのラーメン教室vol.4
次にご紹介したいのが、大阪の南方にあります、泡系鶏白湯のお店です。
2019年11月12日にオープンした、まだ比較的に新しいお店の部類に入ります。
外観はこんな感じです。
お店の屋号は、『㐂蕎麦司 きし元』。
“きしもと”は読めますが、その前はなかなかどう読んだらいいのか分からず、私自身も食べログを見て店の名前を確認しました。笑
㐂蕎麦司で『きぃそば』と呼ぶのだとか。
難しいですね。ただ、どこか“こだわり”がありそうな屋号ですね!
私は開店の10時45分ごろに店前に着いたため、並ばずに一番乗りで入店できました。
入店すると、こちらのお店も
『食券制でーす!』
看板メニューの『出し蕎麦』は...
なんと650円!!!
こんな本格的なラーメン屋さんでしかも、泡系の鶏白湯と手間がかかるにもかかわらず、この高コスパ!
これはめちゃくちゃ嬉しいですよね。
初来店なので、王道に『出し蕎麦』を注文。
この見た目ですよー。
アワアワ!真っ白!
実は、ここの店主は、泡系鶏白湯ラーメンで超有名な『葛(カズラ)』出身。
あの本町の行列店をリスペクトし、修行後独立したお店がこちらなので、ラーメンはもちろん値段設定などを“葛ゆずり”なところがあります!
気になる味はというと、
とにかく口当たりがまろやかクリーミー。
スープは天然水の2.5倍の鶏ガラを高温で煮出し鶏の旨味が凝縮。
そこに本枯れ節の魚介の風味と2種類の醤油ダレが調和。
さらに美味しさの秘密は「乳化」にあります。高温で丁寧にじっくり煮込むことだけでなく、寸胴から小鍋にスープを移し温めながら上部に浮かぶ油分を撹拌(カクハン)することで完璧に乳化させるからこそ完成する、柔らかな口当たり。
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※乳化=油とスープが混ざり合うイメージ
※撹拌=かきまぜること。
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エスプーマ(泡)が麺に絡み最高です。
そして、このラーメンのスゴいところは、、
重層的になっているところ!
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ん?
重層的?
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あまりラーメンでこの表現をしている人は見たことがない、というより、そんなラーメン用語は存在しませんが、あえてこのように表現させていただきます。笑
どういうことかというと、初めはまろやかクリーミーな鶏白湯スープとともにラーメンを楽しんでいくのですが、
食べ進めるうちに下層部のスープと仕上げ油のマー油が混ざり、勝手に味変されたかのように、また別の味を楽しむことができるのです!
そのマー油が効いたスープともに下層部には粗めに刻まれた玉ねぎが出現し、食感まで楽しめます。
想像もしていなかったサプライズで、とても幸せな気持ちになりました!
本当に本当にオススメです。私が食べた美味しいラーメン屋さんでもなかなか付けない、、
【★★★★☆4.0】レベルです。
期待以上のラーメンで本当に感動した記憶が残っています!
泡系の鶏白湯ラーメンをお探しの方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。