久々に天ぷらの乗ったラーメンでも食べようかと古平町の堀食堂に来ました
初訪問です
もうすぐ100年食堂という歴史あるお店らしいですが
もともとはビアホールとして創業したと聞きます
住所が浜町(はまちょう)とのことで
室蘭人としてはどうしても浜町ビアホール(既に閉店)を思い出してしまいます
他にお客さんがいなかったのでお座敷に座らせてもらい
メニューでその存在を確認するだけで即発注です
天ぷらラーメン 870円
少し色の付いた塩ラーメンに、揚げたての海老天が2本
チャーシューやメンマなどはなく、多目のワカメとネギのみというシンプルな構成
麺は西山
透明感のある熟成タイプです
海老天は衣薄め
中の海老が縮みあがるくらいガチガチに揚げられています
もしこれが天丼だったら・・・ と思うと恐ろしくなるのですが
安心して下さい、これは天ぷらラーメン
スープに浸され、海老が戻っていくような仕掛けは 多分たまたまでしょう(^^;
まぁそれは冗談として
普通の天ぷらより高温で揚げられたであろう海老天からは
非常に香ばしい というかほとんど焦げ臭いw なんとも言えない油が流出してきます
時にヒールとされるラーメンのワカメですが、
今回の場合はヒーロー(天ぷら)を助ける心強い味方的存在
ウインダムとかミクラス的な? いや ロデムかな
なんでしょうね
ラーメンにワカメというより
油モノにワカメな、めっちゃ助け合う存在
非常にやさしい食感の ”助演な西山麺” との相性も抜群です
と、スープに触れてませんでした
ガラに昆布に混合節とかの清湯なんでしょう
はじめちょっとボンヤリして、ポイントが掴めなかったスープなんですが
だんだんと旨味を感じると共に、海老天の油やワカメがいい感じに馴染んできて
レンゲ(おたま?)止まらん状態(^^)
気がつけばほとんど完飲してしまいました
いやぁ 期待値よりすげー美味かったっす
ガチガチな海老天がデフォなのかは知る由もありませんが
全然アリでした
会計時に少しお話させて頂いたのですが、
この天ぷらラーメンは天蕎麦の海老天をラーメンに乗せてくれというお客さんの要望で始まったメニューとのことで
お店の長い歴史から見れば割と新しい存在らしい
岩内の天ぷらラーメン がかき揚げから始まったことから考えても、こちらが後発なのは間違いないでしょう
恐らくは近郊の天ぷらラーメンを食べていた客がリクエストしたのだろうと思います
捻くれた見方をすれば
繁盛店の真似をした店が、体良く客からの提案にしたとも思えなくもない(^^;
ま、どっちにしても
そうやって地域の名物は広がっていくんだと思います
食べ手としては元祖とかどうでもいいことで
美味けりゃOKっす (*^ー゚)b
個人的には具として独立したフリッタータイプの海老天ラーメンより
こういう天ぷらが、スープと融合して完成するラーメンの方が好みとは以前にも書きましたが
今回はドンピシャで好みでした
また来たいと思います
http://tabelog.com/hokkaido/A0106/A010602/1021434/