札幌味噌eiji style ７３０円
あえてだろうのシンプルさ
札幌味噌の名の通り、北京鍋で火柱をあげて作られます
ラード、ニンニクは多目ですが、火の入れ方が実に巧い
純すみ系のようなスパイス感はありませんし、今や猫も杓子ものおろし生姜を乗せないところも らしいですね
そしてほんの少量のペッパーとカイワレでeiji流を主張
濃厚なコクを演出しているのは豚キング等で使われるあの素材ですね
超強力粉「ゆめちから」がブレンドされた道産小麦の自家製麺
ちょっと驚きの低加水縮れ麺
２，３日は寝かせているようですが、ギリギリの加水ということでそれほどモチモチ感はなく、粉っぽさが残ってます
札幌味噌ということで、てっきり高加水熟成麺でくるかと思っていたのですが、こうきましたか（＾＾）
小麦香る麺を味わうために、スープに突出したアクセントは避けられているような気がします
濃厚なのにくどくない、最後まで飽きないスープ、それはこの麺を美味しく食べる必要条件でもあります
正直、スープだけで言えばインパクトは薄いですが、この麺との組み合わせは少々驚きました
なんとなくですが、”まるは”の味噌ラーメンを思い出しました
濃厚魚介豚骨でブレイクしたお店ですが、以前は相性の良い西山麺をチョイスするほど味噌にも力を入れており、決して思いつきの付け焼刃ではありません
古き良き味噌ラーメンを、今までにない自家製麺をもって進化させるという新しい発想です
古川さんのことだから、これからもちょくちょくマイナーチェンジはされるでしょうし、麺への拘りようはほんと楽しみで仕方ありません
いろんな人に自分の麺を使って欲しいという気持ち、なんか分かるような 気がします
長谷川さんとも一緒にやろうって話あったんですか、そうですか・・・無念としか言えません