「命を弄ぶ男ふたり」を昨日観てきました。
最愛の人の死というのは、この世で一番辛い。
どれだけ辛いかなんて人にはわからない。
私のように母親を亡くしても、その事実に抗うことなく、寧ろ、親が先に死ぬのは順番だと言って、受け入れることができる人もいると思う。
でも、私にとって母との絆は、関係性は、私だけのもので、どれだけ愛しているかは誰にもわからない。
母が助かってくれたらそれだけで良いと思って、色んなことや物や人を絶った。
願いとともに、色んなものを絶ったのに、結局、母を失い、全てを失ったようで、何のために生きるのかわからなくなった。
あれほど願いというのは虚しく、祈っても何も届かないんだと、絶望に打ちひしがれたことはなかった。
昨日の舞台は自分を見ているようだった。
死場を求める二人の男性に対して強く共感した。
でも、結果、あの二人が偶然出会い、他者と関わったことで救われていく様子を見ると、努力したり頑張ったりすることは、一人でいくらでもできるけど、自分で自分を救うことは難しくて、やっぱり救いは他者にあるんだなと、しみじみ思った。
1枚1枚手書きのフライヤー、1500円という破格のチケット代。
全席に一つ一つ手書きで置かれたメッセージカード。
ワンステージだけという一本勝負も、選ばれた日にちも…全部、舞台を作る人の思いがそこに深くあることを感じた舞台でした。