劇団イキウメを東京芸術劇場で観てきた。
『図書館的人生Vol.4 襲ってくるもの』
作・演出:前川知大
前川知大さんの作品は色んな人にお勧めしているけど、今回は今までで一番共感した。
例えば、死について、肉体は滅びても魂は生きていると語られることが多々あるけれど、欲求が生じ、感覚があり、生きている実感があるのは肉体があるからだということをダイレクトに、斬新に、芝居にしていて感心した。
一人の人間の存在の儚さからくる、自分の存在を確かめたくなるような衝動。。。
感情や、思い出や、衝動は平穏に見える私たちの日常を襲ってくるもので、自由意思は実はないのかもしれないという不安を、ハッとするような演出で伝えてきたのは本当に驚いた。
最後に、優しさについて…
世の中、優しさに見せかけた自己愛が渦巻いていることを気持ちいいほどズバッと指摘してくれた。笑 『優しさというのはもっと自然にあるもの』というセリフがとてもよかった。
本当に、自分が優しいってアピールする人は多い…
自分にとってこうあって欲しいという気持ちを抑え、相手の意思を尊重することはとても勇気のいることだと、一番辛い場面で見せてくれた。
とても良い舞台だった。
お勧めです。
