『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』 | Dancer Rameesha <ラミーシャ> のブログ

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世の中には、生前全く評価をされず、死後に評価を得た芸術家がたくさんいる。

『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』を観て胸が苦しくなった。
女性の社会的地位が低いこの時代において、迎合することなく、信じるものを自分で決め、例え評価されることがなくても詩を書き続ける。
当然、社会には馴染まず、孤独を強く抱える。
映画の中で『私はどんどん嫌な人間になっていく』
と、泣きながら放つセリフは胸が締め付けられた。
自分に嘘なく生きることは、その純度が高ければ高いほど、ポピュラーな様なものから遠のく。
貫くことで孤高となり、より一層彼女を詩人にする。

孤独の中に生涯を終えながら、結果、その言葉は一つの真理として、死後、評価され、130年以上経った今も脚光を浴び続けている。

その事実もまた、虚しさが募る。
死後評価をされることは、作品として残ることは確かに価値あることだけれど、
人生において、何より大切なのは、生きている時に満たされること、生きている時に大切な人を満たすことに他ならない。

大切な人の死は、生きている限り2度と会えないという、残された者の悲しみや寂しさ、不安はもちろんだけれど、やるべきこと、やりたいこと、見届けたいものを残してその人が旅立ったという事実を想像すると、遣る瀬無く、諦めきれず、それが何より辛いのではないかと最近思う。

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