「あのね、うまく伝わるかどうか分からないけど」と彼女は言って、顎を下ろし、彼の横顔を見つめた。「いくら親しい人がいたとしても、会わなくなったらその人は死んじゃうのよ」

 彼も月から視線を戻し、彼女を見つめた。

 「人はみんな死んじゃうでしょ?だから、会わなくなったらその人は死んじゃうのとおんなじなのよ。たとえ思い出の中で生きていてもね、いつの間にか死んじゃってるのよ」彼女は苛立たしそうに唇を噛んだ。「どうしてこんなに言葉が足りないんだろ。大切なことを伝えたい時には、いつも小学生の時より言葉が足りなくなるわ」

 「分かる気がする」

 彼はそう言って、笑いながら頷いた。彼女は笑みが消えるまで彼の顔を見つめたあと、視線を遠くの街明かりに向け、とても小さなため息をついた。

 「どうした?」と彼は訊いた。

 「時々、この世界が怖くなるの」と彼女は独り言のように言った。「この世界ではなんでも起こりうるじゃない。例えば、いまあなたとこうやって手を繋いでるけど、手を離して別れたら、もう二度とめぐり会えない可能性だってあるわけでしょ?」

 「帰り道にCIAに拉致されたりして?」

 彼女は薄く微笑みながら、空いているほうの手で彼に優しくパンチをした。

 「とにかく、わたしが言いたいのはね、好きな人とは会い続けなくちゃいけないってことなの。どんなことがあっても」と彼女は言葉の意味を噛み締めるように、はっきりとした声で言った。「なんとか伝わった?」

 彼は彼女の手を壊れるぐらい強く握り締めたあと、しっかりと繋がっているふたりの手を月に向かって持ち上げた。

 「つまり、こういうことだろ?」

 彼女が嬉しそうに微笑んだ。


[金城一紀/対話篇「恋愛小説」より]




言いたいことは、

わたしもみなさんと会い続けたいってことです





金城一紀さんを最近よく読みますねー

ユーモラスでセンスがあるかんじがいい

わたし生まれ変わったら不良少年になって格闘技やるわって思いました


金城さんの書く男の子はみんなユニークな知識人で素敵だなとおもいます

それをひけらかさない感じ

停学くらって反省文にお経書き写したり

差別問題にキレてノルウェイ人になろうとしたり

駅の階段を転げ落ちて、大丈夫ですかって訊いてきた駅員に「僕はハードボイルド小説の愛読者なんで、階段のうまい転げ落ち方を知ってますから」って言っちゃったり

あほですねー

かっこいいですねー

わたしも知識人になりたいね!


女の子もそこはかとなくおかしな子ばっかりで楽しい

というか登場人物に魅力を感じる

難しい話題を面白おかしく話せる人って頭が良いと思うんだよね

そういう頭の良さがほどよくぶっ飛んでて


ゾンビーズシリーズとか

高校時代に読めてよかったなーって思います


なんのはなしー





とりあえず

わたしが常々思っていたことをピンポイントで書いてあったのでおもわず書き写してしまいました

それだけなんだよね




どうでもいいけど思い出したから書いてみる


わたしがずっと好きな映画の台詞

翔くんが主演でやってた「ハチミツとクローバー」

クローバーを探してるシーンだっけなあ、覚えてないんだけど、山田あゆみ役の関めぐみさんが河原で寝そべってる翔くんに向かって、背中を向けながら一言いうんです


「私って背骨曲がってる?」


原作もだいすきなんだけど、そんな台詞出てこない、ほんと映画オリジナルの部分だったんだけど、嫌じゃないし、すごくそこの風景というか雰囲気というか、関めぐみさんの声の感じ、見上げる翔くんの表情、全部になんか惹かれてしまって

映画の台詞や情景をこんなに覚えてることってあんまりないのに、時折これが思い出される

映画自体はあんまり覚えてない、そんなに最高!て印象もなかったんだけど、ここはすごく好きなシーン

たまに言ってみたりしてる(笑)


もともと山田あゆみは好きだし

ああいう女性になれたら素敵だと思いますよ

美脚美乳含め、永遠の憧れの女性(笑)




余計脱線した

よし、わた鬼見てくる





p.s.

あの「背骨曲がってる?」に対する翔くんの台詞がどうも思い出せない…!笑

半笑いで「曲がってないよ」だっけ?

うーん、映画借りてこよう