嘘 愛

まばたきもせずに
秒針を見つめた

久しぶりの涙

あの頃
一生分の涙を流したはずなのに

甦る記憶が
私を堕とす

関わることのなかったはずの
小指のない人

部屋は散らかっていて
ローターがそこら中に転がってた

荷物を整理した報酬

甦る記憶が
私を堕とす

過去がある
生きてきた証

嘘 愛
私を堕とす

いらないよ
そんなもん

わからないし
いらない


いらない


わからない

まばたきもせずに
秒針を見つめた

時は
進んでるのに
どうして記憶は
戻るんだろう