わかってる

わかってるんだよ…


”もったいない”って 言ってくれた

あたしも 思ってた

あれだけ がんばった

伸びていく実感

苦しくても うれしかった


認めて欲しかった



わかってる

わかってるんだよ…


”当たり前”が ”当たり前”じゃなくて

あっけなく消えた 生活

耐えた 考えた

そしたら 崩れた


”頭が良い”と

同じ日に ふたりのヒトに言われた

たぶん同じ意味

ありがとう


”自分は頭が良すぎるんです”

あの日 あの子はそう言った

たぶん違う意味

でもあたしに

”あなたは頭が良い”と

”天才だ”と

そう言ったのは 嫌味ではなく

あたしを認める 尊敬の沈黙


使える頭なら 器用に生きられる

だから気付いてもらえなかった

感じる頭は 生きていくには不器用だ…



わかってる

わかってるんだよ…


周りが”がんばるよ!”って言うから

もう 逃げたくなくて

優しく 休ませてもらったから

”じゃあ あたしもがんばる!”って

もぅ 立ち上がらなきゃって思ったから…


けど 返ってきたのは

”がんばらなくていい” 

”肩の力抜いて 生きていこう”



ほんとはね 続けたかったんだよ?

だからあそこまで がんばれたんだよ

決め付けられた自分で

気付かれなかった自分で

それでも やり続けたかったから…


でも 自分でそれを壊してしまった


でも ”あの頃”と同じ生活から

囚われた環境から

やっと 開放された…

 


今日が この家での この空間での

最後の夜です

自分の手で作り上げた 唯一の居場所

色褪せることのない たくさんの日々

”裏切り”に磨かれた 五感と喜怒哀楽



この場所で あたしは


強くなった




さようなら 今までの生活

さようなら 鮮明な古傷

さようなら 壁の穴

さようなら 思い出に染まる街


さようなら さようなら さようなら…



”あなたの笑顔は忘れない”

当たり前だ…

あたしの笑顔で 成り立ってた

でももっと もっともっと

ココロの底から 笑っていたかったよ…




いろんな想いが 溢れ出てくる

とまんないや…