現在14時ちょっと過ぎ。
学祭が終わり、今日から通常だろうと思い、片道2時間弱かけて大学へ向かったんだけど、あのマンモス大学が通常にしては異例なほど閑散としている。
正門を前にしての空気、そんなものから情報を得ることはできるものなのだなぁ。どうやら学祭翌日の今日は全面的に休みらしい。
なんだそれ、聞いてないぞ。
お目当ての図書館も、心理第三実験室も、用事はないけど生協も。
とにかく休み。全面封鎖。大学通りにある、学生以外誰が利用すんねんな店も。軒並み。
無駄に広い敷地内をうろうろしてみて、いよいよそれにも飽きて、ええいままよとばかりに校舎のドアを引っ張ってみたらたやすく開いた。
入ってみると、真っ暗。
それが静寂とあいまってなんとも異様。珍奇な感じ。ちょっと怖い。でもわくわく。
だけど、どの教室にも冷徹なまでに施錠オーライなもんだから、すぐに飽きて出た。
あーあと、もういいやと、トイレだけ済まして帰ろうと外のトイレのドアを引っ張ったら、すきま風も通さないほどに鍵がかかっていた。
用を足すことすらままならないのか。
今日は夜、20時くらいから予定があり、一旦家に帰るのもばかばかしいからなんとか時間をうめなくてはならない。
プラン総崩れだ。
それにしても、まさかトイレにすら行けないなんて…。
端的に言い表す言葉はこれしかない。そう、くそみたいな人生。
