気づけば第4楽章。 | デュアンの夜更かし

デュアンの夜更かし

日記のようなことはあまり書かないつもり。

平日の夕方に、風の通りのよい窓辺に座って、お気に入りのブラームスの交響曲を大きな音で聞きながら冷たいカフェオレを飲んで軽めのたばこを吸って、好きな本を読んで。頼まれちゃったもんだから晩ご飯なにを作ろうかなんて考えて。

できることならもうずっとこうしていたい、そんなふうに思うのだけれど、そんなのがまかりとおるわけないし、いけないことも分かっている。
そもそもそんな毎日だとおそらくすぐに飽きてあるとき発狂につながりかねない。
ならばせめて今だけは許されるかなぁ。いやまず許されるって誰に。なにに。

いろいろ悩むよ、苦しむよ。どんなに真剣に悩んでもそれら21歳の悩みは21歳の悩み。25歳のでも32歳のでもない。
今自分を取り巻くものは今の自分だけが取り巻かれるもの。
例えば何かから目をそらしても、その先にはまたちがう別の何かがあり、結局は21歳を取り巻くものたちから逃れられない。
悲しくも嬉しくもない、ふつうのこと。

こんな達観的な見方をする自分は果たして何歳のつもりなんだろうか。実年齢を生きないとだめだ。

しかしなんとなくわかっていたことだけど、頭でまとまらないことだから文章でなんてまとまるわけない。
ここまで書いて、でもなんとなく、散らかった頭の中が少し整頓したような。

最近固まったことだけど自分はこの先、漠然としているがおもしろい奴になりたいと思う。広い意味で。根底にあるものがこういう気持ちだとわかった。

さぁもういい加減このへんにしとこう。これ以上考えて書いていたらわけわからなくなってまた一本たばこに火をつけてしまいそうだ。あんまり吸いたくないんだな。


晩はトマトソースでいいか聞いてこよう。