根暗だとかいう言い方があるけど、あれはどうも言い方が悪いかもしれない。
この言葉から直接受けるイメージというのは『暗い』とか『陰湿だ』とか、まぁ良くないイメージだ。
でも、ボクは根暗はちょっとすごいことだとも考える。
そしてもし『根暗だね』とでも言われようもんなら、ちょっとうれしくなるかもしれない。
それか、うれしくならないかもだ。いかんいかん。
根明とかいう言い方はないかもしれないが、根明な人間は、良かれ悪しかれその都度すべてを出すと思う。その点根暗は、『出し惜しみ』タイプだと。良かれ悪しかれこすく、策略家。
ただの持論に過ぎないが、根暗な人間は何かを秘めていると思う。
クラスで根暗だと思っていた奴が、ふたを開けてみれば実はすごくおもしろい奴だった、などというケースはよくある。何度もそういうのを見てきた。
他にも、発明家とか科学者とか、そういう人たちの中では根暗率は高いんじゃないかな。
ただの予想に過ぎないが。
真におもしろいお笑い芸人とかでも、私生活では、根暗とまでは言わなくとも基本的に暗い人ばかりだと思う。
そういうわけで、根暗な人を見つけると『おっ』と注目してしまうし、興味を持って接近してみたくなる。これは昔からの性分だ。
そして、最近軽く否定されたばかりだが、ボクは自分のことをどちらかと言えば根暗だと思っていて、もし根暗と言われても悪い気はしない。