自信というのは頼りになる。
ヤクザ映画を見た帰りに若干肩をイカらせてポッケに手を入れ、気持ち風をきって歩く人。
カンフー映画を見た直後に『ほぁちょ~』などとほざきながらあさっての方向に跳び蹴りをする人。
テレビでボクシングの試合を見ながら『ジャブが少ない』やら『えぇボディ入った。これがジワジワ効いてくるんや』などと求めてもないのに、やや頷きながら解説する屁みたいなおっさん。そのあとに『どや顔』でもされようもんならなんかもうたまらんけど、案外それは嫌いじゃないかも。なぜか数分後に好感が持てる。
話はそらさない。
これらは虎の威を借る狐そのもの。きつねだ。もう油揚げだ。おあげさんだ。
おあげさん批判はしていない。自分だって絶対におあげさん。
要するに、自信が持てれば誰だって世界でいちばんになれるんだと思う。
勘違いでも構わない。自分に自信を持つことだ。
考えてもみてほしい。
自信が持てずに発した言葉がウケるはずない。
自信が持てずに放ったシュートが入るはずない。
自信が持てずに生きている人が魅力的であるはずない。
そりゃあたまには上手くいくときもある。でもそんな時どこか自分は納得していないはず。
一流はみんな自信家だと思う。謙虚に見えても自信家だ。そしてこれはほんとうに素晴らしいことだ。
自信は頼りになる。
もっと自信を持っていいはずだ。