福岡市教育委員会が、市立小中学校の給食メニューを改善するため、外部有識者を交えた検討会を設ける方針を決めたとの報道がありました。
きっかけは、福岡市の小学校の給食写真がSNSで話題になったこと。
主菜が「唐揚げ一つだけ」というその写真に、「粗末だ」「これで足りるのか」といった批判の声が集まったそうです。
でも、私は少し違う思いを抱いています。
この給食、私が現職だったころからほとんど変わっていないメニューです。
唐揚げは昔の方がもう少し横に平べったくて、皮が大きかったような気もしますが…それは懐かしさゆえのバイアスかもしれません。
報道では「おかずが一個」と強調されていますが、実際には具だくさんのお味噌汁もあります。
唐揚げの日は、子どもたちにとっては人気のある日で、「今日は唐揚げ!やったー!」と、嬉しそうな声がよく聞こえていました。
ネガティブなイメージばかりが先行してしまうのは、少し残念です。
それに、お味噌汁ってあまり注目されませんよね。
栄養的にも手間的にも、とても大事な一品なのに、そこが見落とされるのはちょっと寂しい気もします。
確かに、献立の偏りが気になることもありました。
うどんの日にご飯も出てきて、「炭水化物ばかりだな」と思ったこともあります。
でも、そうした点も含めて今後の改善に期待しています。
それでもやっぱり、給食はありがたいものです。
子どもたちにとっても楽しい時間ですし、特に今のご時世、家庭では購入しづらく、なかなか食べられないかもしれないお米
――たぶん「元気つくし」だと思いますが――を、しっかり食べられるのは大きな意味があります。
福岡市では、2学期から給食の無償化も始まります。
そうした前向きな流れの中で、「唐揚げ一つ」の写真だけが切り取られて、給食全体が否定されるような報道には、違和感を覚えました。
見た目は確かに大切ですが、背景や現場の努力、長年の積み重ねが見えなくなってしまうのは悲しいことです。
毎日、安全でおいしい給食を提供してくださっている皆さん、そして学校の職員の皆さん、本当にありがとうございます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
