ラマスのブログ -28ページ目
小学校教員を辞めて、しばらく経ちました。
せっかくの節目なので、自分の教師人生を振り返り、記録として少しずつ書き残していこうと思います。
教師という仕事の核にあるべきもの——それは、「人間の尊厳」だと私は考えています。
この言葉は、人気YouTuberでもある精神科医・益田裕介先生がよく使われています。
ただ、私自身の中では少し解釈が異なります。
私にとって「人間の尊厳」とは、「人は幸せになるために生まれてきた」という信念と結びついています。
この考え方を自分の軸に据えることで、教師という仕事は前向きな意味を持ちます。
関わるすべての人に対して、自然とプラスの姿勢で向き合うことができるのです。
尊敬する河合隼雄先生も、たしか「人間の尊厳」という言葉を大切にされていたと記憶しています。
私は教師として、子ども一人ひとりの幸せを願ってきました。
自分を知ること(自己理解)、苦手を受け入れること、得意を伸ばすこと——
その先に、より充実した時間があると信じていました。
焦らず、その子をよく見て、声をかけ、反応を見て、少しずつ信頼関係を築く。
そして、納得や気づきをもたらすことで、本人が自分自身の力で成長していけるように。
そんな関わりを大切にしてきました。
もちろん、現実には時間や環境の制約もあり、思うようにいかないことも多くあります。
それでも、「自分のしていることは本当に正しいのか」と迷ったときには、
必ず「人間の尊厳」という原点に立ち返り、自分の姿勢を見直してきました。
そのことで、修正や改善のきっかけを何度ももらいました。
人の幸せを願い、直接その成長に関われる仕事。
教師という職業は、本当に魅力にあふれた仕事です。
体力も知力も充実していた、人生の“春と夏”の時期に、
この仕事ができたことは、私にとってかけがえのない幸せでした。

