だんだん、本来のタクシー数からは離れて行くが、その4に引き続き、2次体の整数を用いてn乗数の和で2通りに表される例を考えてみる。
先ず、その4で対象とした
の形の数の計算を行ってみる。最初は簡単な
について、nの偶奇に応じて計算を行う。


次に
について、同じくnの偶奇に応じて計算を行う。


となる。
簡単とするため b=1かつ奇数乗の場合を考えると

とおき、これをa,x,mの関数F(a,x,n)と考えると

今、
なる整数A,M,M’が存在すれば

となり、2通りに2次体の整数により(2n+1)乗数の和としてあらわされる。
小さなnについて
を求めると

である。簡単な計算で
![]()
したがって、

より
![]()
また、
![]()
したがって、

より

すべての奇数乗について、このような解があるのだろうか。