まずは、ことの発端からお話しします。

 

首の右側に、骨のような硬さのしこりがあることは、高校生の頃から自覚していましたが、、、

具体的にいつ気が付いたかは忘れてしまいました。

 

それほど自然に「体の一部」受け入れていましたし、父が腫瘍ができやすい体質だったこともあり、経過観察していれば大丈夫と思っていました。

 

ただ高校2年の頃、寝るときにそこが痛んで「私は大丈夫なのかな」と不安な期間があったように記憶しています。見て見ぬふりを繰り返して数年、家族が心配するので、ついに病院で診てもらうことに。大学3年の夏のことです。

 

まず行ったのは最寄り駅にある外科。

 

しかし「首は耳鼻科だね。」と言われ、翌日少し大きめの耳鼻科に行くことに。。。

病院嫌いの私は、「どんな検査するのかな」「病気だったらどうしようか」などと、不安と戦っていました。かなり怖かったです。

 

 

いざ行ってみると、行った検査は

①一般的な問診

②鼻から管を入れて内側チェック、のどの写真を撮る

③太めの針をしこりに刺して細胞を採取して調べる検査

④CT

 

耳以外で耳鼻科で見てもらうのは初めてだったので②③④をする際、恐怖で体が硬くなりました(笑) ③は、1回目にうまく取れなかったらしく、2回も刺されてしまい、痛かったです。

 

私のしこりはかなり可動域が広く(授業中暇なときずっと触っていました←ダメゼッタイ!)

動く腫瘍は良性というのが一般認識らしく「おそらく多形線種ですね(良性の腫瘍)~」と言われ、少しホッとしました。

ただ、今は若くて良性だとしても、将来10年後とかに悪性になる場合があるらしく、その確率は50%と言われ、ゾッとしました。

 

受診した病院は実家近くだったので、東京の大学に通っている旨を伝えると紹介状を書いていただきました。今日の病理診断の結果は後日母が聞いてきてくれることに。

2週間後、「病理診断の結果はやはり良性、ただ一部しか採取していないからほかの部分が悪性の可能性もある」と言われたと教えてもらいました。

 

 

耳鼻科に強い大学病院を探し、都内のある大学病院に決めました。

 

忘れもしない、大型台風の日の初診。

 

地元から両親が来てくれていたので、この日に受けるしかなく。

午後から休診になるということで、あわただしい中、先生は丁寧に対応してくださいました。

ドキドキしながら先生のお部屋に入ると、地元の先生と同様のことを伝えられました。

ここでショックだったのが【手術しか道がない】と言われたことです。

「10年後くらいには50%の確立で悪性になるし、年々大きくなるから、早い方が切り口も小さくて済むよ。」と先生は淡々と説明されるので、ついに腹をくくりました。

 

 

「先生!手術をお願いします!」

 

 

後日、MRIや血液検査など調べましょう、と言われこの日は帰宅しました。

 

後から母に聞くと、地元の先生も同様に「手術しかない」と言っていたそう。私のことを思って当日まで黙ってくれていたみたいです。

 

そんなこんなで、手術を決意した私でした。

 

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました☆