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社団法人整体協会の創設者である野口晴哉氏の著書である
「体癖」はとても面白いです。
序文として、
要すれば人間はこれまで、自然を山や海、また裸になることや、生の食物を食べることなどのつもりでいたが、血の流れ、呼吸する中に潜む自然を見失っていた。それを活かすことが現代に最も必要なことではないか、と言いたかったのである。
ということですが、おっしゃる通りでございます。
元来、体の丈夫な状態とは寒暑風湿をものともせず、食べるに選ばず、何でも旨く、働くに溌剌として疲れず、疲れて快く、眠って快く、守らず庇わず補わずとも、いつも元気で活き活き動作し、その患いも、何もせずに自ずから経過して新鮮活溌となり、雨も風も苦とせず、いつも軽快に行動し続けられることをいうのである。
残念ながら古代人に比べるまでもなく、二、三千年前の人より体力も気力も低下したと見ざるを得ないのである。
そのために、庇い守ることが発達普及し、またそのために弱り衰えたのである。
作られた楽しみを追い求め、汲々として苦しんでいる如きは、生くることそのものが喜びであることを体で感じられないからである。
苦しんで、鍛えて丈夫になれるつもりの人もいるが、それは違う。
何もしなくても健康であり丈夫であるように人間はできている。
楽しく快く生きることこそ人間の丈夫になる自然の道である。
守られ庇われ、やりたいことをやれず、言いたいことを言えず、動きたいのに動かないで暮らしていることは決して健康への道ではない。
健康に至るためにはどうしたらよいか。
簡単である。
全力を出しきって行動し、ぐっすり眠ることである。
自発的に動かねば全力は出しきれない。
人間というのは妙なもので、夜行の混んだ汽車で徹夜しても、スキーをするためなら疲れない。お役目で出かけるのだったら乗っただけで疲れてしまう。
野口先生がお亡くなりになったのは1976年ですが、
現代もあまり状況は変わっていないようです。
これらのことを踏まえた上で
野口先生は、治療をしながら、30年余りの間、
患者さんの姿勢や体重のかかりかたなどといった体の状態と、
それと同じ状態にある他の患者さんに共通している心・性格の状態を、
10万人を超える人数で調べ上げて、
12種類48類の体癖に分けられ、
それがこの本にまとめてあります。
身近な人は何種になるか分かりやすいかもしれないです。
ユーモアもあって面白い本なのでオススメですよ~
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