古くから伝わるこんな言葉が在ります。

一日幸福でいたかったら、床屋に行きなさい。
一週間幸福でいたかったら、結婚しなさい。
一ヶ月間幸福でいたかったら、良い馬を買いなさい。
一年幸福でいたかったら、新しい家を建てなさい。
一生幸福でいたかったら、釣りを覚えなさい。

え?
この人誰?
釣りなんて興味ないって?

まぁまぁそんな事言わないで、読んで下さいな。

このお方、釣り業界のカリスマ中のカリスマ村田基さん。
本格的に釣りを始めるキッカケを与えてくれた方です。

僕が中学生辺りの時って空前の釣りブームでしてね、その時代を築いた方なんです。
当時、日本はJリーグが流行っていたのですが、村田氏のビデオはサッカーのビデオよりも売れたとの事。

あの時代はキムタクや俳優の反町隆史さんなど、沢山の有名人がテレビで釣りを披露していました。

日本には沢山の釣りのプロフェッショナルが居らっしゃいますが、村田氏はトップにして異端なのです。

所謂プロとは、トーナメント、つまりは戦いの場に出て如何に大きな魚を釣るか?の勝負が仕事になります。

でもね、僕はその業界がハッキリ言いますと嫌いなんです。
答えはシンプル、好きな事で争ってどうするの?

釣りは楽しむもの、争う場ではない。
昔からずっと思っておりました。

僕の想いを見事に表現して下さったのが、この方でした。

村田さんは戦いの場から退き、釣りの楽しさを世界に発信する立場に移行するのです。
プロフィッシングデモンストレーターと言いまして、この肩書きを持つ人物は世界に四人しか居ないとの事。

スポーツや格闘技の世界でもね、強い=カリスマにはなれないでしょ?
カリスマになれる方は「魅せる」人。

村田氏の釣りは見る者を熱狂させる、圧倒的に魅せる男。

僕なんて彼の動画や雑誌の記事を読んだら熱くなり過ぎて泣けてきますからね笑

彼は僕の青春そのもの。

現在、還暦を迎えた今も、常に海外を飛び回り、新たな釣りファンを増やし続けております。

村田さん、何時までもお元気で、僕達を魅了し続けて下さい。
時々サイン会や握手会なども行っているので、いつか必ず逢いに行きます。
確実に泣いてしまいますが、その時はすみません。

感謝と尊敬の念を込めて、一方的に綴らせて頂きました。

貴方が好きでたまりません。

p.s 僕は彼が開発した釣竿を愛用しております。
これは自分なりの愛情表現。
現在ローン地獄真っ只中。