2022年1月4日、ついに40代最後の一年を迎えることになりました。
 漠然と「体力もないし、そんな長生きできないかもな」と思いながら生きてきた前半生でしたが、なんだかんだ退屈することなく無事に人生100年時代の折り返しを迎えることができそうです。

 ダラダラしながらも、自分なりに頑張って生きてきました。力を入れるところは入れ、集中するべきときはゾーンに入り、しっかりと結果を残すために何を続けていけば自分が求める結果を出すことができるのか、ヤバイときには誰よりも早く逃げ、結果として大変な幸運に恵まれた、そんな人生でした。

 なにぶん折り返しなので、私の人生のおぼろげな目標でもある「私が、この時代に生きた証を、ひっかき傷でもいいから残す」ことに向けて、もっときちんと時間を使っていきたいと思っています。
 壮年を迎えて太ったり腰が痛くなったり、いろいろガタは来ていますが、体力的にはなぜかいまが人生で一番充実しているように思いますし、気持ちもとても安定しています。

 去年までも、いろいろ種まきややりたいことの仕込みを続けてきている中で、ようやく自分が何に向かって進んでいるのか49歳にして見えてきたなあというのが本懐でもあります。20代で証券投資をやり、30代でコンテンツ投資・制作をしていた私が、まさか家庭を築いて妻子を養い、法学研究をするために大学院に通い、政策吟味をするために調査業務をやってるなんてね。気がついてみれば、随分いろんなものに流されてきたし、時代の荒波にもまれても沈まないようにもがいてきたつもりでしたが、大事な家庭が一層安定し、もはや私一人の人生でもないことも確認しつつ、怠惰に逃げない49歳でありたいと強く願っています。

 「いい加減」とか「面倒くさい」などの自分との折り合いをきちんとつける意識を持ちたいと思いますし、いま以上に、インプットとアウトプットの質を引き上げていきながら、考えていることの結実が一つひとつ世に出せるよう頑張っていきたい。

 プライベートでもさまざま節目はありましたが過ぎ去ってみればもう時間と共に前に進んで、記憶の片隅になってしまいました。道は、前に広がっているのだ。

 この意識の恵みを与えてくれた神に限りない感謝を。伴走してくれる家内に深い愛情を。すくすく育つ4兄妹に心からの情愛を。かけがえのない家族に、大事なコミュニティの皆さんに、素敵なビジネスパートナー全員に、わずかでも私の人生に関わるすべての人たちに幸せの訪れる一年となりますよう。

 心から、そう願っています。