「告知しないのですか」と促され、告知していなかった事実に気が付いてしまいました。申し訳ございません。

 ということで、お声がけを戴きまして『消費者法ニュース』の巻頭特集に「花粉を水に変えるマスク」ネタで寄稿をしました。元ハンドル切込隊長の名に恥じぬ冒頭掲載で恐縮をしております。

『消費者法ニュース』 121号2019年10月発行

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 これと併せて「ネット系に強い消費者団体ってないよね」という話を改めて関係者から蒸し返され、以前私自身もそういう団体の設立を考えたことがある一方、我ら我らが津田大介さんらが立ち上げた「MIAU(インターネットユーザー協会)」も話を聴かなくなってしまったので、いろんな意味でホットな分野なのに消費者保護が進められていないなあという実感もあります。どうしたらええんでしょうか。

 今回の寄稿は、昨年18年4月のヤフーニュース個人に書いた私の記事、ならびにその後消費者庁から出た景品表示法に基づく措置命令について、顛末や問題の着眼点を整理した内容です。

問題が指摘された「花粉を水に変えるマスク」の経緯と顛末(追記あり)(山本一郎) - Y!ニュース https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20180404-00082994/
光触媒を使用したマスクの販売事業者4社に対する景品表示法に基づく措置命令について
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/release/2019/pdf/fair_labeling_190704_0001.pdf

 消費者を欺くニセ科学については今後もあれこれ取り上げていきたいと思っていますし、また、昨今では「血液クレンジング」で騒動になったようなニセ医療まがいやその周辺で蔓延るステルスマーケティングについても深堀をしていきたいと思っています。

 とはいえ、家庭と公務が立て込んで、なかなか取材で走り回る時間が捻出できないのがネックになっておりまして、人間46年も生きると自分の一存だけではままならぬことが増える、という摂理を実感している次第でございます。

 最後になりますが、これらの活動においては国民の生活を守るために日々精励されている消費者庁の皆さんや消費者委員会、国民生活センター、地方消費者行政に関わる各位の努力の賜物のところが多く、情報提供・交換に快く応じてくださる消費者団体の皆さまにも重ねて感謝と御礼を申し上げたいと存じます。

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