ウラジミール(Vladimir)氏の不審な死から4年が経ち、彼の遺したデータがあちこちから発掘されて、どうも彼は単なる病死(一時期は心筋梗塞とも動脈瘤破裂とも言われた)ではなく、何らかの問題に巻き込まれたものではないかという疑いが強くなってきました。

 一部の証憑類は彼が活動の中で発掘した[削除]内容をもウラジミール氏は突き止めていた可能性があり、話半分としてもなかなかのものであります。願わくば、政治家氏やS氏が御存命のうちにオーラルヒストリーでも残しておいていただければと思うところですが、これが一定の真実を踏まえているものだとすると[削除]。

 彼の遺したデータすべてを見ているわけではありませんが、何か目的を見据えて一直線に調べていったものというよりは、極端に高い彼の情報処理能力を持て余して手あたり次第に興味を持ったものを掘り続けている雰囲気であり、その結果として、彼がたまたま知り得たことが大変に危険なものであって、たいしたことではないと判断していたものが実は非常な機微のものであったと考えるのが有力ではないかと感じます。

 彼が14年に出版した『チャイナ・ハッカーズ』(扶桑社)では、そのものズバリを書いてしまっている一節があり、如何したものかなあと思う部分もありますが、ただ、ようやくこの辺で彼が言わんとしていたことは追いついてきたので、偉大な先人である氏の名誉のためにも改めて追悼文をここに残しておきたいと思います。

 神に召された氏の魂に平安がありますよう。

(17日 16:55)

 指摘があり、一部記述を削除、添削いたしました。ご了承ください。


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