セブ山さんが二股云々でやらかした件で、地雷を踏み抜いて天高く舞い上がったセブ山さんに対し、面白系コンテンツの総本山とも言えるバーグハンバーグバーグ社から「お前ええ加減にせえよ」という記事がアップされており、見物しに行ってきました。

ライターの不誠実な行動への対応について | バーグハンバーグバーグのブログ(バーグハンバーグバーグ代表 長島 健祐 オモコロ編集長 原宿)
https://bhb.co.jp/blog/12192/

 正直に申し上げると、セブ山さんがよく執筆されていたバーグハンバーグバーグ社に限らず、ウェブ系のライターで行儀の悪い人や、この記事で言うところの「不誠実な行動」をとる人は少なくなく、セブ山さんはいろんな意味で目立つので結果としてクズエピソードが直撃した先がリスカ系メンヘラ女子のハートにダイレクトアプローチしたのかなと思うわけであります。決して「そんな大きな問題なの?」とか「それを問題視するなら他にもヤバイ奴が多すぎるのでは」などと言いたいわけではなく、早いタイミングで大見得を切り英断を下したと喝采をされた後で、もっと大きめの問題が発生してグズグズになるパターンに陥らなければいいなと思う次第です。

 翻って、このタイミングでセブ山さんがバナナの皮を踏むのは良いタイミングだったように思います。私が申し上げるのも何ですが、バナナの皮を踏んで転ぶことが駄目なのではなくて、転んだまま立ち上がれないことや、バナナの皮を踏み続けることがいかんのです。私も炎上しますし、いろんな人たちはある意味で自らを燃やしながら知名度を得てもっと上を目指すモデルを確立しています。

 確かに不誠実だ、クズだと怒られたり揶揄されたり黒歴史にされることは仕方がないことですけれども、起きてしまったことは仕方がないわけで、それを批判し続ける奴は別にこちらの人生や今後のことを思っていってくれるわけでもない無責任な人たちですし、批判は熱く受け止め、それよりも次はバナナの皮は踏まないぞ、次にバナナの皮を踏むときにはもっと面白い転び方をしてやるぞ、ぐらいの気構えが必要じゃないかと感じます。

 そして、いつまでもクズキャラを突き進んでしまうと百式的な取り返しのつかなさを再現してしまうでしょうし、一休のなおやさんのように泥沼のようなネタで身体を張ることになってしまいます。でも、じゃあ百式やなおやさんが面白くなかったかというと、面白かったのです。人物としても、書き物のコンテンツとしても。

 あくまで、コンテンツと人格、経緯は別物であり、ただ、年齢的、立場的に次のポジションを考えるときにいつまでもゲスでクズな面白コンテンツを生み出す人というだけでライターを続けていくならば、いずれどこかで摩耗してしまいます。バナナの皮を踏んで転ぶのは仕方がないとして、どう起き上がるか、起き上がった後で、どう一歩を踏み出すのかが大事なのです。

 バーグハンバーグバーグ社の次なる仕掛けがどうなるかは外野として楽しみに見ていたいと思いますし、セブ山さんが次なる成長を目指して一皮剥けることを、一読者として期待してやみません。


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