本件タイトルは煽り気味ではございますが、結論としてはこれで良かったんじゃないでしょうか。

niconicoとAbemaTVがパートナーシップ締結
https://blog.nicovideo.jp/niconews/104986.html

 もうニコニコ動画は他のサービスと連携して自社の強みであるユーザー層に多くの動画を観てもらえ、ニコニコ動画の文化の文脈で利用時間を増やしてもらうしか方法はもうないのですよ。

 AbemaTVも出かかりのころはニコニコ動画のユーザー層を草刈り場として、アニメを含めたネットで動画を楽しむ層の取り込みを積極的に行ってきたのは知られていることですし、なすがままに刈り取られたのも当時のニコニコ動画の経営上の判断の緩さにあったんじゃないかと思います。

 むしろ、ニコニコ動画を運営するドワンゴの経営責任者に夏野剛さんが就任し、カドカワグループの孫会社となり大幅な減資をしたからには、コンテンツの調達を進められる全方位外交をしたうえで、いずれ大幅な増資をして外から資金調達し、カドカワグループから離れていくことが企図されるのではないでしょうか。

niconicoとAbemaTVが協業 「国内で競争している場合ではない」 - ITmedia NEWS https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1903/27/news111.html

 関連記事を見ていても、藤田晋さんと夏野剛さんのツーショットが掲載されていまして、これはこれでご武運をお祈りする次第です。「国内で競争している場合ではない」というセリフがタイトルに入っていますが、どっちかの社長さんは「海外勢は競合相手ではない」という趣旨の発言をメディアでも株主総会でも繰り返しされていたことが思い出されます。

 まあ、なんというか、頑張れ。


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