プレイレポートをやるには袁術が一番よろしかろうということで、張勲を選んでプレイしてみたんですよ。ゲーム開始時点で40歳の平凡な軍人だし、50歳ぐらいで亡くなってしまうので「このゲーム、どんなものかな?」と思ってやる分にはとても良い武将だと思うので。

 【山本一郎】「三國志13 with パワーアップキット」プレイレポート。40歳張勲,大地に立つ! “ハチミツ皇帝”袁術を天下人にする会 http://www.4gamer.net/games/354/G035404/20170210127/ 

三國志13 with パワーアップキット
https://www.gamecity.ne.jp/sangokushi13/wpk/

 プレイの手触りとしては、本当にやることが多いです。戦争で頑張って立身出世するもよし、同志となる仲間と諸国放浪して子育てしながら天下の趨勢を見極めるのもよし。歴史を題材としたオープンワールドな雰囲気はとても良いと思います。

 ある意味で、歴史シミュレーションとしての重厚さは割り切り、キャラクターゲームとして三国志の世界を満喫させようという感じでデザインされているのは良く分かるんですよね。今回の張勲AARでもある通り、歴史的にダメだった組織は君主以下ダメ人間判定される能力ですし、血脈が続かなければそこの勢力は「寿命を史実通りにする」と一定のタイミングでごっそり死んでしまい、次の世代に繋がる武将は湧いてきません。必然的に、短期決戦して歴史のifを作ることが求められてきます。

 一方、有利な歴史イベントに身を委ねると放っておいても一大勢力になれる曹操も、優秀な部下が最初から揃っているシナリオでプレイして「面白いか?」という話はあります。だーっと攻めてって、イベントもあって呂布を斬って袁紹に勝って、赤壁があって… ただ、そういうイベント群も弁えながら、翻弄される武将人生を追憶するように楽しめるのが三國志13だとするならば、今回のパワーアップキットでほぼほぼ完成されたのかなあとは感じます。

 評定やAIなど、おいおいと思う点は多々あるので、そこは割り引いても楽しい三国志ライフをぜひどうぞ、と思います。

g8905133.jpg