少し前からさわさわしていたPOSSE界隈ですが、ブラック企業大賞とかやっとる割にはお前らのところもそれなりにブラックなんじゃないの? と吹聴している人がいたかと思えば、今度は日刊カルト新聞さんがおおいにPOSSE批判の記事を展開していました。

ブラック企業対策NPO「POSSE」はブラックな左翼セクトだった
http://dailycult.blogspot.jp/2016/10/npoposse.html 

 この界隈を知らない人が読むと「左翼で何が悪いの?」って話になるわけですけれども、個人的には警察からのガサ入れを警戒して身内しか分からない略称を使ったりメモを残さないなどの話が事実だとするならば「POSSEさんェ…」という雰囲気ではあります。

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 遠因としては、以前からPOSSE界隈の風評を流していた左翼セクトとは全く無関係のネット民Yさんが「POSSEは極左団体に関わりが深い(というか、そのもの)だから交流しないように」と各方面にメールを流していたかどで、POSSEと東京大学教授の本田由紀女史から刑事告訴されていたという点です。結局のところ、嫌疑不十分で不起訴に終わっていて、担当した牛久尾久署も「名誉棄損であるとして起訴するほど、根拠の乏しい中傷とはいえない(起訴しても公判が維持できるかどうかわからない)」レベルだったのでしょう。

 また、日刊カルト新聞ではPOSSEの黒幕として佐々木隆治さんを名指しで書いているあたりが興味深いです。 

[引用] 「佐々木氏がもともと京大政経研で活動していて、その後、都立大に来て活動するようになり“○”を作ったのだと、内部で説明を受けました。都立大グループができてしばらくしてからだと思いますが、佐々木氏は方針の違いや組織内部のハラスメント対応をめぐる意見の違いで、京大政経研から分かれたそうです。

 

 個人的には、この匿名のAさんの証言一本で状況証拠を揃えて記事を高らかに書き上げる日刊カルト新聞もすげえなと思うわけですが、奇妙なことに、この記事の事実関係を確認するにあたってPOSSE側が左翼セクトとの関係こそ否定しているものの、事実関係についての取材に応じている気配がまったくありません。どうなんでしょうか。

 その結果として、日刊カルト新聞には書かれ放題なわけですが、 POSSEについてはある種の黒歴史として封印したいネタだということなのか、あるいはいまだに左翼セクトの流れを強く組む偽装レッズなのかは、そろそろちゃんと明らかにしておいた方がいいと思うんですよ。せっかく良いこと書いてるし、素晴らしい活動で社会に貢献して上書きすることで見返すこともあり得ると思うので。

 したがってお前ら私を元2ちゃんねる関係者って言うのやめろw 

(修正 13:24)

 文中、牛久署は尾久署の間違いでした。ほかの事案と混同してしまいました、ご指摘いただいた関係者には深く感謝申し上げます。