こちらも告知をすっかり忘れていたのにイベントに登壇している余裕は果たしてあるのか案件ではありますが、何かやります。



メディア分析ラボ『パリ同時多発テロとメディア』

https://www.facebook.com/events/744006462399024/



 個人的には、パリ同時多発テロそのものがどのように報じられたかも大事ですが、その周辺の事情について、国際社会の同情がどのように集まったのか、あるいは何に同情しないで捨て置かれているのかのほうも重要だと思っております。このあたりも踏まえて、英語圏やロシア語圏方面がこの問題をどう捉えてきたのかを整理してお話できればなあと感じております。



仏パリで犠牲者120名以上に祈りを寄せる日本人、レバノン、ロシアなどにも祈ってあげてください

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20151116-00051524/


 この点でいうと、やはりイスラム圏、あるいはISILいわゆるイスラム国って何なのかという基本知識はどうしてもいるんでしょうが、日本に限らず、諸外国の非イスラム圏からもあまりきちんと事情を理解されないまま触り辛い問題として放置されてきた実情が浮き彫りになります。それじゃいかんといいつつも、どうやってこの問題にコミットすればいいのか分からんというステータスですね。



 加えて、テロの輸出、すなわち難民問題とテロという文脈もありまして、カナダでは独身男性の難民受け入れを拒否する話まで出ました。これの是非はともかく、日本人あるいは日本社会、日本政府が単なるお涙頂戴や共感マーケではなく何を為すのか(あるいは為さないのか)を考えたほうがいいんじゃないのかなあという気持ちにはなります。