あんまりテレビ番組とか出るとカルマに影響が出るので控えていたんですが、確かにこの内容で話ができるのはそれほどいないだろうということで顔出しすることにしました。ご一緒するのは立教大学の逢坂巌せんせです。



 なんか「ネット右翼と安倍政権 新たな言論空間と政治」とかいう仰々しいタイトルになってるんですけど、結論から言えばネット右翼的態度は170万人ぐらい取る人はいても、実際にネット右翼的発言をする人は15万人ぐらいで、実際に活動に身を投じている人は4万人もいないよという話をします。



BS日テレ『深層ニュース』

http://www.bs4.jp/shinsou/



 いわゆるネトウヨは「ノイジーマイノリティ」で、実数としてはあまり多くなく、民族右派ほど言説に統一感はないけど一定のネットでの影響力を持っているように見えてしまう現状について説明するんですが、2010年参院選の三橋貴明さん出馬で比例で42,000票ぐらいしか取れなかった事例や、パネル調査の結果などを踏まえつつどこまで政治に影響力があるのかというあたりの解説になるでしょうか。


 ネット言論(ネット右翼や放射脳、SEALDs、しばき隊その他)と政治の観点でいいますと、下地となるグループの属性や主張の中身によって、刺さる層も違えば得られる効果も異なります。まあ、どうなるんだか良く分かりませんが、コアな社会事象について、ネットであれやこれや論じる人は原則として暇人か趣味がネットだという人たちで、普通に働いて家庭持って育児や介護をしている人たちからするとネットで議論をしている時間などそんなにないのだ、という結論になるのはしょうがないと思うんですよね。



 なので、ネットではサービスも社会議論もメインストリームに躍り出ることは恐らくないだろうと思います。いつまでも情報の早い人たちや主義主張をしたい人たちで構成されるマイノリティであって、それが一般の人たちに影響するようになるのはよほどの事例のみだということでいいんじゃないかと。



 そういう話を、問題ない範囲内でデータで出しつつ状況説明したいと思いますが、先週ポストネトウヨ、放射脳&反原発の有力な後釜と期待してパネル調査に新たに「SEALDs」関連の項目を入れたところ影響自体は*(アスタリスク)評価、すなわち誤差以下の数値しか出なかったのでとても残念です。このままでは折角灯った戦争したくなくて丸腰で震える人たちのソウルの炎が消えてしまいかねません。ここは津田大介が金髪を赤く染めなおすなどし、また岩上安身も赤毛のヅラを被って意識赤い系の本領を発揮し再点火していただければと願う次第でございます。



 こちらからは以上です。