といっても設立自体は去年なんですが、設立パーティーを開催したり、サイトもできて新規営業が始まりましたのでご報告をば。



株式会社データビークル

http://www.dtvcl.com/



 もともとは、私のやっているイレギュラーズアンドパートナーズ(I&P)という会社で未来予測事業部というのを立ち上げていて、少人数で回していたら案件が増えすぎて身動きが取れなくなっていたところを、お取引先さまのインフォテリアから油野達也、またこの方面では『統計学が最強の学問である』で著名になった西内啓がジョイン。どうせならちゃんと会社を立ててお客様のニーズに応えていこうということで、データビークル設立となりました。



 パートナー会社さまのひとつであるパソナテックさんとこの3月3日に西内が出て行っていろいろ喋る話となりましたので、ご関心のある方はぜひご来場くださいませ。



ここから始まるビッグデータ経営本質論

http://biz.pasonatech.co.jp/seminar/upcoming/20150303bigdata.html


 といっても、いわゆる「ビッグデータ」というのは個人的には過渡的な概念であると思っていて、また現在持て囃されているデータサイエンティストという仕事の枠組みも今後は変容していくだろうし、いつまでも大きな稼ぎがある世界ではなくなるだろうと感じています。



 むしろ、現場や担当者が直にデータからいま目の前にある問題の解決を行うために適切なツールやソフト、サービスがあればそれが最適なんじゃないかと思うわけでして、いわば素人でも簡便なツールがあればデータサイエンティストほどの熟練がなくとも現状からデータを引き出し知見にして解決策を見出すことができるのではないかと考えるわけです。



 油野や西内の持論でもありますが、現場が自在にデータを活用できるようにするために私たちに何ができるか、が一番大事なことであります。なんせ、高い費用を払ってコンサルさんを入れたり、データ解析会社に分析をお願いしても、結局は仕事の大半が「いまの事業内容やワークフローの説明」や「分析可能な状態にするためのデータクレンジング」で終わってしまう現状があります。



 弊社データビークルの着眼点というのは、まさに製造業におけるQC活動のようなものであって、適切なサンプリングと現場での改善活動、適切な目標設定と組織的に与えられる権限といったものが充実していれば、生産性はもっとあげていけるはずなのです。それはブルーカラーの世界では当たり前でしたが、ホワイトカラーや、小売の店舗、流通の現場でもう少し統計学に基づいた技法が理解され、分かりやすいツールが提供されればそのような世界でもどんどんPDCサイクルを回していけるんじゃないかと考えたわけであります。



やまもといちろう氏に西内氏、油野氏が新会社設立。データサイエンスの専門企業、データビークルって何だ?

http://enterprisezine.jp/dbonline/detail/6588



 たとえビッグデータという言葉自体は一瞬の流行に過ぎなくとも、企業活動において効率の向上やマーケティングは永続的に続けていくべきホワイトカラーの仕事そのものですので、そのような物事を効果的に動かしていくべき局面でお役に立てる仕事をしていきたいと思います。



 よろしくお願い申し上げます。