なんか放射脳ホイホイになっててかねてから素敵な展開になっていた北川高嗣せんせのFACEBOOKですが、新たなる話題として「食べて貢献」ネタを揶揄ってて面白いです。



 まあ、心配なのは分かるんですけどね。



https://www.facebook.com/photo.php?fbid=683400668420208



 外から見て間違いなさそうな事実と、考えすぎの結果似非科学状態になったりゼロリスク志向過ぎたりして明らかにガセネタになってる話が混ざってて微妙なところなんですが…。 「アメリカや韓国が日本からの食料品の輸入制限を厳格化した」みたいな話をしていたので、ちょっと調べてみると厳格化じゃなくて出荷制限措置の変更分を更新していなかっただけなんですよね。



米国の放射性物質に係る輸入規制の変更の概要について

http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/pdf/usa_seigo_130927.pdf



 風評被害を払拭する目的でPRをすると、北川せんせやその周辺の人たちが寄ってたかって「危険だ!」と拡散してさらに風評被害拡大みたいなシステムを見ると、二重の意味でレイプされとるなあと思うわけですね。



県産食材の風評払拭へ 喜多方で県がトップセールス

http://www.minpo.jp/news/detail/2014060216049



 諸外国で見ると、輸入制限は緩和されてきておるところですが、TPP関連でも議論が出ておりましたね。



東日本大震災 主要国・地域の輸出入等関連措置(4 月 1 日現在)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/saigai/pdfs/yusyutunyuu_soti.pdf


 先日も、北川せんせのウォールに香ばしいネタが並んでいて、しかもそれが面白系の人々にシェアされまくっているのを見まして、美しい日本的なところを堪能できるわけですよ。



https://www.facebook.com/photo.php?fbid=682838315143110



https://www.facebook.com/photo.php?fbid=679835505443391



 福島第一原発3号機の事故について「実際は核爆発、広島や長崎と同じピカドンである」とか、細やかなギャグがいっぱい詰まっていて面白いんですよね。そういう言い方をして、いまなお暮らしている福島県民がどう思うんだろうか、とか考えないんでしょうか。



 しまいには、例の『美味しんぼ』問題で失笑された活性酸素やフリーラジカルの問題まで触れていて、凄いフルコースで凄いんですよね。鼻血が出たり、人体に大きな影響がいまだにあるほどフリーラジカルが存在するのであれば、福島の周辺の水源という水源がゴボゴボいう事態になるわけです。



https://www.facebook.com/photo.php?fbid=658450477581894



 なんつーかこの原理だとプラズマクラスターとかナノイーなどのフリーラジカル発生系製品の利用者は毎日夥しい量の鼻血とか出すんでしょうかね。それはそれでPL法方面で興味深い訴訟が乱発されるのかもしれませんが。



 もっとも、日本政府が楽観視できるほど状況がコントロールできているわけでもないし、限定的とはいえリスクは存在しますんで、正しく影響を理解して、どうリスクに対処するかというのは個人個人が考えることという話ですね。



 その意味では、結局この手の危険を煽る系の情報がリスク過敏となって福島の風評被害拡大に一役買っているのは間違いないところですね。