循環取引を主導したかどで、身柄を持っていかれてしまいました。



インデックス会長らを逮捕 有価証券報告書の虚偽記載容疑

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG28016_Y4A520C1CC0000/



 一種のもののあはれという気もしますが、メルマガでもブログでも指摘してきました内容も一応踏襲してみたいと思っております。



インデックスに強制捜査

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2013/06/post-63e2.html

例のGloops梶原吉広さんが山本梓さんとご結婚されていたそうで

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2014/02/gloops-efab.html



 一時期は、個人資産4,000億円近い状態からの墜落で、最終的には… と思うとこの界隈の侘び寂びを感じずにはいられないところです。


 個人的には、我らが木村剛せんせの日本振興銀行グループ入りした前後から加速度的に訳の分からない取引が急拡大し、企画部門が数値目標を立ててせっせと架空取引で売り上げを水増しし実質債務超過のインデックスの上場維持を目的とした作戦を敢行していたわけですから、落合会長がどこまで実態をご存知であったかはともかく、何らかの形で責任を取らなければならないのは仕方がないことだろうと思います。



 問題は、かねてから指摘しているとおりそういう訳の分からない取引の成れの果てに少なくない金額が闇に流れたことであって、今後は落合家の資産管理会社であった落合アソシエイツや、そこでの金銭貸借関係にあった複数の金融事業者についても事情が明らかになっていくものと思われます。落合夫妻の脇が甘かったとはいえ、そこで甘い汁を吸っていたのは別の面々であったことは指摘されて然るべきですしね。



 また、教訓としてはやはり「うまいことやって利益を出していた会社が、利益が出ているうちに無謀な投資を続け、本業が傾き始めたときにブレーキをかけられなかったらどうなるか」という話であって、それはもう粉飾一直線に陥ることもあるだろうという話で。経営者としての性というか、焦りのようなものが不正な取引の誘惑に負けて… という以前に、好調なときからいろいろと話が聞こえてきていたというのは業界に携わるものとして良く知っておくべき事例だと言えましょう。



 さて、一連のインデックスでは日本振興銀行のぐるぐるに巻き込まれた部分はあるわけですが、同じような構造を持っている会社はソーシャルゲーム業界にも幾つか見られます。これを機に、いろいろ暴露される前に襟を正しておくというのが良いのではないかと思います。