大人の事情の時間だああああ



データスタジアムプレゼンツ 野球の見方が変わる!? ディープな2時間半

勝てる野球統計学 トークライブ ~野球データの近未来と今年のプロ野球を語る!~

http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_140508204572_1.htm



 というわけで、2014年7月21日のお昼という家族サービスにうってつけの時間帯をぶっ潰してデータスタジアムさんご主催の野球統計学関連イベントに登壇する運びとなりました。







 すでにBOS使いの中では話題になっている本書ですが、選手評価や成績予測(といっても、真面目に使おうとすると作業が必要になり少し手間はかかると思いますが)の土台になる要素が盛りだくさんであります。


 また、セイバーメトリクスと一口に言っても、2000年代のビルジェイムズの理論から『マネーボール』を草創期とすると、現在はよりチームアプローチでフィジカルからサインプレイまでインフィールドの作戦構築のほうが主体となる、いわば発展期に移ってきております。



 その一番重要なメソッドは当然のことながらpitch f/xなんですけれども、残念ながら正規で導入されているpitch f/xは日本球界にはなく、各球団の編成担当が趣味の延長線上でモニタリングしているに過ぎない現状からいたしますと、できることは沢山のこっているよなあと思うわけであります。もちろんポジショントークであります。



 我が国の野球は、選手評価の過半が選手出身の現場によってなされ、どちらかというと主観的な技術性に根拠を求めることが数多く、その結果としてチームの勝利に貢献できる成績や一個一個の客観的なプレイタイムに依拠した評価はないがしろにされる傾向です。まあしょうがないんですけど。それもあって、本来であれば統計分析にもっとも向くセットプレーの塊である野球は、アマチュア、高校野球から大学社会人プロ野球に至るまで日本であまり有効に使われてこなかったという歴史でもあるわけですね。



 もちろん、このブログの読者の99%にとってはどうでもいいことだと思います。



 っていうかほんとうにどうでもいいですねすみません。たいへんもうしわけございませんでした。



 そんなわけで、野球を客観的なデータから楽しみたいと思う人々は、より奥深くのサムワットポジティブの精神でぜひご来場いただければと存じます。



 あと、何故かはイマイチ分かりませんが、執筆者でもなんでもないこのわたくしがご来場者の皆さまに本書のサインをイベント記念にさせていただくという不思議なエッセンスが盛り込まれているようです。本来の著者である統計家の鳥越規央先生やデータスタジアムで日々データ入力を頑張っておられる諸氏を差し置いて私がサインすることにどのような意味と価値があるのかに思いを馳せてしまう日々ですが、どうもそれでいいっぽいのでご希望の方はぜひ本書をお持ちいただくか、現地でお買い上げ賜れますと幸甚でございます。



 オリックスバファローズの身売り話の噂も喧しい昨今ではございますが、一人でも多くの皆さまにご来場賜れますよう、心からお祈りしております。もちろん、去年はドベカス同盟とかいって一緒に戯れていた広島カープが突然首位争いしてて早く呪われて一緒に低迷したい気分で一杯なんですが。