理研が再調査なしで、小保方晴子女史の研究は捏造という結論を出したようです。



 これはまあ、当然すなあ…。



STAP論文、不正が確定

http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2014050801001297/1.htm



 部外者ですし、まーひょっとしたら本当かもねぐらいに思って判断を保留していた私も、このノートを公開されますと、まあ全然駄目ですねということは良く分かります。証拠物件としては猪瀬直樹前都知事の手書き借用書みたいなもので、はっきり言って問題外じゃないですか。



 記者会見で「STAP細胞はあります」とバッチリメイクでやったところがピークだったんじゃないですかね。



 いずれにせよ、論文の正確さを科学者がどう判断するかや、正しい知見を改めて広めるために論文を出し直す姿勢があるかどうかが重要だったかと思うんですが、下手に法廷戦術じゃないですがこのあたりの知見のない大衆、世論を味方につけようと画策した結果が、誰の目から見ても不正な論文による捏造という結論にならざるを得ないというのは残念なことであります。






 ここから先は敗戦処理なのでありましょうが、一番大事なことは膿を出し切るということなのは言うまでもありません。意味のある正しい研究をしっかりとした論文で公表するのはもちろんとして、いままでの学究成果についても充分に吟味し直し、糺すべきところは糺す、粛々と調査して処分するべきものは厳正に断行するという行為の積み重ねによってのみ、日本の科学研究に対する信任は回復するのは他の不祥事を見ても分かるでしょう。



 かつて、姉歯の耐震偽装の構造計算書が問題になり、建設業界全体が震撼したことがありました。逸脱者が一人いると、業界全体が不信に塗れるのは致し方のないことです。



 また、本当にSTAP細胞があるのだと信じて研究を続けるのであれば、不正の疑いのある論文は取り下げ、再提出し、然るべき研究成果をしっかりと論文にまとめ直せばいいんじゃないでしょうか。むしろ、本来の意味での信頼回復ということ、同時に画期的な研究成果であり発見だとするならば、その方向に周囲もしっかり促していかなければならないのは間違いありません。



小保方氏、再調査なしにショック

http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2014050801001298/1.htm



 いやー、ショックかどうかはしりませんが、彼女の名誉を守ることが出来るのは理研を貶めることではなくて、誰が見ても正しい手法できちんとした研究論文を発表することなんじゃないですかねえ。



 200回STAP細胞作成成功したんなら、さっさとそれを出してください、ってことで。



STAP作製、小保方氏「200回」重ねて主張 時期や目的、補足説明

http://sankei.jp.msn.com/science/news/140414/scn14041412110003-n1.htm