日を追うごとに細川護煕さんが支持率(得票期待値)を落とし続けている今日この頃ですが、その代わり誰が伸びているというわけでもなく、全体的に「何で都知事選がこんなに動物園なの?」という状況に拍車がかかっているようにも思われます。



田母神氏、断トツ本命!? 都知事選アンケートで異変 8割以上の票集め… (1/2ページ)

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140118/plt1401181451004-n1.htm



 天下のZAKZAKさまが出している元ネタはラジオNIKKEIですが、他のアンケートでも支持率6%前後をうろうろしていたタモガミ元帥、ここ2日ぐらいの細川支持急落を受けてにわかに上昇、全年齢で8%台、40代、50代男性では10%の支持を確保するなど、文字通り泡沫からバブルの様相を呈しております。大丈夫なのでしょうか。


 一方、あまりにも軍々しすぎているため、女性からの支持はさっぱりなんですが、いいじゃないですか泡沫なんだし。選挙戦で石原慎太郎閣下がどれだけ具体的な選挙支援をするかによってゲタを履けるかの瀬戸際であることは言うまでもありません。



 閣下も期待に応えて何か言ってます。ご健勝のようで何よりです。



「愚かだ。頭冷やせ!」「候補者の資格なし」 小泉、細川両氏をめった切りにした人は?

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140117/stt14011723020005-n1.htm



 悲惨なのは、看板政策だった脱原発を横から出てきた細川・小泉連合に奪われた宇都宮けんじさんのアカ陣営です。それでいて、せっかく脱原発を主張するのであれば一本化すればいいものを、政策を奪った肝心のその細川さんも小泉進次郎さんの舛添批判で逆に一気に有権者に「佐川一億円受領事件」を思い出さされて、小泉純一郎さんとタッグを組んでのサプライズ出馬直後の400万票超えもあるかの勢いが一気に萎みかねない状況に陥っております。



 やっぱり告示日前のこの乱高下というのは非常にセクシーでありまして、まあ候補者が固まって本格的に調査が始まればこんなところに金にもならない予測を書くこともなくなるわけですけど、さてどうなるのでありましょう。



 なお、自民党から出馬したハゲこと舛添要一さんも当選圏ながら日々の速報値レベルでは支持を落とし続けています。ここは応援演説に片山さつき女史を呼んできて、選挙カーの上で血みどろの争いをした挙句に両者共倒れして死して屍拾う者なしの境地に到達していただきたいというのが本音です。人間の器としてはおちょこレベルですが、猪瀬直樹さんでも一年持ったんですから、舛添さんなら大丈夫でしょう。



 いずれにせよ、主要な政策争点は見えてはいつつも、本当に今回の選挙は細川さんがどれだけ小泉さんを選挙演説等で陣頭に立たせられるか、そしてその熱狂的な模様をメディアが効果的に取り上げるのかで200万票ぐらい違います。何しろ、細川さんのオーガニックな支持層はとても薄く、積極的に細川さんに投票したいのではなく他が良くないと思うから細川さんを選んでいる浮動層がメインなのです。ここが細川さんを持ち上げない限り、対抗細川は当選には届かないのでしょう。



 新旧泡沫対決としても名高い「ドクター中松」VS「マック赤坂」の戦いも唸るものがあります。もうこうなったらここに家入一真が堀江貴文からの支援を得て新たなる泡沫三国志がおっぱじまって欲しいと思うところです。



 ところで、家入さんは滞納していると言われる地方税は支払い済みなんでしょうか…?