以前からヤバめの匂いを放出していた宋文洲方面ですが、どういうわけか尖閣諸島の問題を挟んで福島香織女史に中傷をぶちかまし、結構盛大に煙を上げていたので見物に逝きました。



 何と言うか、以前からあれこれありましたが、今回はここまでやりおったか、という気分です。



福島香織さん、 宋 文洲 氏に絡まれる

http://togetter.com/li/597408

評論家・宋文洲氏の言論抑圧的個人攻撃があまりにもひどすぎる件について

http://kinbricksnow.com/archives/51880026.html



 確かに福島女史のTwitterでの発言においては、誤解されやすい文言や、誤認も一部含むことがあるようです。福島女史がかつて「中国の産廃事業が技術的に進んでいる」と発言していたのを見て、過去に日本企業やドイツ企業などがかなり懸命に中間処理も含めた技術移転をし、それでも中国固有の問題を多数孕む(地下水の質が悪い、そもそもゴミを集荷するときの分別が為されないなど)ために大変苦労していることは、元産廃業者である私からも指摘をしたりもしました。まあ、専門分野が違えばいろんな見方はあるのでしょう。


 が、今回の問題に限って言うならば、宋文洲の物言いに理がなく、同じ議論するにしてももう少しやり方があったんじゃないのか、と思うわけですね。現状では、以下のような美麗な応酬がなされており、素敵すぎて第三者の口を出す余地もありません。















 本来であれば、この手の話題を見ておいしく食事を召し上がる私ですけど、さすがにこれはねえ…。



 一連の騒動の中で、宋文洲的美学に基づいたある種のウェブ文学の誕生を予感させるものはあるかもしれませんが、一般論で申し上げるならば宋さんの物言いは単なる下衆の類であり、その極みを目指して邁進しているようにも見受けられます。結構画期的な見苦しさの中に、丹精込めて崩壊させた論理、絶妙な急角度で相手を見下げる根性、外国人であることを差し引いてもK点超え待ったなしの失礼で侮蔑的な文章、そして事実関係については日経新聞さえも霞むレベルの飛距離の飛ばしを見せる薄弱な根拠と、あらゆる角度から見て「なんだこいつ」という5つ星のクソ評論に仕上がっているのが宋文洲的言論と言えましょう。



 そんで、今回の宋文洲発言が言論としてインチキの部類であることが縦横無尽に提示されているのが以下の文章であります。あー、これは加藤嘉一(TBSの社長でないほう)なみに信用できませんわ。



『宋文洲:中国在???争端中的第二个?利』評

http://togetter.com/li/597593

宋文州がおもしれーこと書いているから全文翻訳してみた。( ´H`)y-~~

http://p.twpl.jp/show/orig/jOCxH

宋文洲:中国在???争端中的第二个?利

http://opinion.huanqiu.com/opinion_world/2013-04/3832995.html



 乱暴に一分で評を要約すると「日本人に中国語を、中国人に日本語を解する人が少ないのをいいことに、日本では反戦争の立場で尖閣諸島関連の言論を行い、中国ではタカ派の媒体で戦争を煽るようなネタでクソ言論を展開している」ということになります。やー、酷いこと書いてますね、宋文洲は。いままでかなりすきだったのに、しんらいをうらぎられましたわー。



 あらゆる事例で常に福島女史の肩を持つというわけではありませんが、今回のお話においては宋文洲を支持するべき理由が1gも見当たりませんでしたし、福島女史は怒りに打ち震えながらも誠実に対応している(ブロックなどではなく、然るべき相応の回答はなさっている)という点で評価するものであります。



 とりあえず、このオールバック中国人な感じのこうもりはまったく信用に値しないであろうということが今回改めて分かっただけでも良かったです。