ためにする議論ではなく、批判を目的にしているわけではないのだが、気になったので。



マーケティングの定説に"ノー" - 海外の大学教授が分析

http://news.mynavi.jp/articles/2013/10/10/marketing/index.html

Mistakes Marketers Make

http://online.wsj.com/article/SB122446752026649227.html


 末岡洋子女史が翻訳されていたこの物件、顧客を購買情報等によってセグメント化し、それに対してアプローチをする方法というのは「レパートリー市場」において間違っていると論じているんだが… そもそも、すべての人たちに届く広告戦術というのは予算面と効率から厳しいので、なるだけその対象に関心があり購買意欲がある可能性の高い顧客層を求めて限定的に広告を打つことで回収を見込んでいくモデルであります。



 ところが、ここで「大事なのは顧客数でござる」と言われてしまうと、そもそも論としての8:2の法則も含めた”知ってもらうための効率”も否定することになるんじゃねーのという話に。



 ギリギリ関係があるとすると、世間一般の人たちに対して提供されるコンシューマー向け商品を扱うブランドにとって成立するのかなという話になるわけですけれども。ここで私がテレビCFやって「いつかはゆかし」って言ったってテレビ見ている人は投資余力がそんなにないからテレビ観て暇潰しているわけで、より多くの顧客候補にリーチしたとしても市場の規模や利益率によっては成立しないでしょうという。



[Quote] A strong brand is one that people trust because they're familiar with it and it has a track record of quality and reliability. Brand strength amplifies the effect of all the other elements of marketing. Coca-Cola Co., KO +1.89% for instance, has been very good at the four P's, but its brand strength multiplies this capability greatly.



 やー、コカコーラみたいなものであれば、そうなんでしょうけどねえ…。

 この物件は、ご自身の商売と見比べて、頭の体操的に各々考えると良いのではないかと思います。