PRISM関連ですでに話は出始めていますが、韓国の情報機関が日本で収集していた安全保障関連の情報を中国に広範に伝えていたかもしれないという内容を考えるに、同様にアメリカの情報も売却していた可能性も加味すると、もはや「アメリカを中心にして、両側に日本と韓国がぶら下がっている東アジアの安全保障」というローレベルのドクトリンは放棄するってことでいいんじゃないでしょうか。


 その話でいくならば、飯島さんの北朝鮮訪問以降の田中均発言も含めて一直線に事態が動いているという認識もそう間違ってはいないだろうし、下手をすると結構本気で「日韓間の関係悪化は日本にとっての最大の国益」という図式も成立しかねないので、関係改善のための条件は考慮に入れつつも半島情勢については極力関与しない姿勢が日本にとって一番合理的なのかもしれません。



 言われてみれば、このところロシア発で極東安全保障のネタがたくさん出るようになったのも、中国の経済後退見通しとだけ連動しているともいえないわけで、結局、日本にとって実力と信頼を併せ持つ存在は引き続きアメリカしかいないという結論に達するんですよね。



 ところで、ロシアの声がまた面白アンケートをやっていて、もう少ししっくりくる選択肢を日本人に対して用意する気はないのかと本気で心配になります。



元CIA職員スノーデン氏に対してロシアがするべきことは?

http://japanese.ruvr.ru/poll/117434136.html?_t=301981373671315



 もはや完全に存在自体がネタじゃねーか。