鳴り物入りでオープンして、こういうアグリゲーターが好きな私も「まずは一ヶ月、どうなるか黙って読んでいよう」と思ってたんですけど。



 何ですかね、これは。



日経平均は大幅反発、今年最大の上げ幅

http://www.huffingtonpost.jp/2013/06/10/market_n_3413541.html?utm_hp_ref=japan-business



 いや、ロイターの記事がいけないわけでも、記者が悪いわけでもなくて、こんなもんロイターのサイトいって読めばいいだけですよね。他にも経済や市場の記事はいっぱいあるし。しかも市場の情報を掲載しているのに4時間以上経過したいまなお、市場関連のニュースの続報なし。馬鹿にしているんでしょうか。というか、馬鹿相手のサイトなんでしょうか。


 意味分からないのがこちら。



脱法ハウス、国が実態調査へ

http://www.huffingtonpost.jp/2013/06/11/illegal_house_n_3419496.html?ncid=edlinkusaolp00000003



 いや、これも記事が駄目だーとか、内容がおかしいとかそういう話じゃなくて。この記事の、どこがハフィントンポストが担うべき「仕掛け」と「挑戦」なの。ヤフートピックスやBLOGOS未満の状況じゃないですか。黒船が来て騒いでいると思ったら何もしないうちに浦賀沖で沈没したのかと勘違いしてしまいかねないわけです。リア・ディゾンか。名称もリアディゾンポストと変更するべきですよ、これは。分かっててやっているんだとしたら穀潰しだし、分かってないんだとしたらお前ら自身がコンテンツです。



【7/16(火)開催決定!】ハフィントンポストは日本で新しい言論コミュニティを形成できるか?

http://blogos.com/article/63953/?axis=b:123



 これとかさあ。ほんと、どうするんだよ。「働いたら負けだと思ってる」の名台詞で世界的に著名な田端信太郎さんに「ほうほう凄いですね。で、どれだけアクセスあるんですか」とか「なるほど、そういう仕組みを考えているんですね、素晴らしい。で、どれだけ読まれているんですか」などと壇上で煽られて寒い空気が充満する、そんなセッションになること請け合いじゃないですか。行かないから知らないけど。



 そんで、この現状のハフィントンポストの惨状を見て、朝日新聞社で現場張っている人たちはどう思っているんだ、と心配になるわけです。ぶっちゃけ、朝日新聞のサイトのほうがよほど情報ポータルとして成熟しているし完成されてるじゃないですか。かかってるコストは違うにせよ。ウェブでやるからには、あれだけ充実した紙面をウェブに持ってこれている新聞社が、挑戦としてハフィントンポストを日本に持ってくるというネタをやらかしたのは良いとしても、あまりにも日本のウェブの情報をきちんとオーサライズして広く読んでもらうような根本的な仕掛けを欠いている。



 っていうか、あんだけ偉そうなこと言ってて、あのハフィントンポスト日本版のサイトはなんなんだよ。更新も少なければ記事も「ここでしか読めない」ネタもない、毎日何かあるかと思って訪れちゃった私が馬鹿みたいじゃないですか。まあ私は馬鹿なんですけれども。しかし、朝日新聞もこれでいいんですかね。ハフポストを見た分、確信して言えることではあるんですけど、やっぱり朝日新聞ほか日本の新聞社が抱えていた智というのは大事だということですよ。たまに誤報とか捏造もあるけど。でもまあ、情報を扱っている以上、むつかしいところではあるんですよね。



 それにしても、ハフィントンポストこのやろう。期待だけさせてクソみたいなサイト作りやがって。これではネットヲッチの素材にすらなりません。そのベイスターズみたいな雑な仕事をやめろ。もう少し研鑽して、mixiのように華々しい壊滅を祈念できるような叩き甲斐のある何かを作り上げて欲しいものです。ほんと、ハフィントンポストがクソ過ぎて夜も寝られません。寝られなかった勢いで第三子ができてしまいました。ありがとう、ありがとうございますハフィントンポスト。



 ハフィントンポストにおかれましては、上杉隆を起爆剤として起用することを強く推奨いたします。