坊主憎ければ袈裟まで、とか、毒を食らわばサラマンダーな感じのネタですが、一定方向で面白おかしくヲチされ消火される程度のボヤかと思いきや、まったく罪のない難病高校生を巻き込んで揮発性の高いネタに誘爆、黒々と煙が立ち上り始めましたのでご紹介したいと思います。



安倍総理だけでなく潰瘍性大腸炎の高校生まで攻撃し始めた小林よしのりスタッフ時浦兼たち

http://togetter.com/li/473499



 敢えて「小林よしのり一派」と書きましたが。



 安倍晋三批判はまあそれが彼らの商売でしょうから、それはそれで好きに頑張っていただければ良いのでしょうが、問題は安倍さんが以前首相を辞めたときに原因のひとつとなった潰瘍性大腸炎という難病を「下痢ピー」と呼び、さらにその難病に罹っておられる高校生ツイッターアカウントに対して小林よしのり一派や支持者がわいわいとスクラムをかけているのを見ますと、個人的には「おい待てよ」と思うところです。




 あまりに醜悪すぎて、全体的にグロ画像指定されるべき内容となっておりますので、コンテクストはだいたい1ページ目を読んでいただければそれで良かろうと思います。ただ、問題は「現在進行形である」ということです。









 どうもこの時浦さんっていう人、余裕があると見せたくてこういう発言をしているのでしょうし、自分たちに対する批判はネトウヨからのものであると考えたいようですが、実際のところ、今回の件で時浦さんを含む小林よしのり一派を軽蔑し馬鹿にしている人たちはネトウヨではなくむしろノンポリの人々なのが印象的です。私個人としては、この時浦さんの必死で顔真っ赤な感じがとても好きですね。こののりしろのない感じが。



 ちゃんと主張を絞ってTPP批判ぐらいに収めておけば、時浦さんも間抜け扱いされることも(本件では)なかったろうと思うわけですが、最近はタモガミ閣下も参戦して、原発、消費税、TPP方面はそういう言論商品の一角を占めている感じなんでしょうかね。









 以前、こんな記事も書いていたわけですが…。



田母神俊雄・前航空幕僚長の小林よしのり化が著しい件

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2009/02/post-e8b6.html



 そして、TPP反対の論陣は彼ら極右と同様に共産党でも気勢が揚がっております。



しんぶん赤旗 「TPP参加 国民のちからで やめさせよう」

http://www.jcp.or.jp/web_tokusyu/2012/05/post-tpp.html



 なんつーか、小林よしのり一派や田母神俊雄さん方面が語っているTPP反対論と、極左・共産主義者の機関紙であるしんぶん赤旗の反対運動の骨子がほぼ変わらず展開しているところに第一次世界大戦後のドイツみたいな現状を感じるところであります。



 この調子で勢い余ってmixi亡国論に発展し、無関係なのに極右と極左の両側からボコカスにされるmixiが叩き潰されていく姿を見てみたいです。